絵本 スーホの白い馬

絵本 スーホの白い馬 今日は「スーホの白い馬」(作大塚勇三 絵赤羽末吉)を紹介する。2年生の教科書(東京書籍)にも掲載されているので読んだことのある人も多いだろう。 小学校に勤めていたときに何度も授業を行った。その度になんと物悲しい話なのだろ…

絵本 にゃーご

絵本 にゃーご 今日は「にゃーご」(宮西達也作)を紹介する。2年生の教科書(東京書籍)にも掲載されているので読んだことのある人も多いだろう。私はここに出てくるネコがとても好き。先代のネコがニャーゴと同じキジトラのネコ(アー子)だった。ニャー…

絵本 「そらいろのたね」

絵本 「そらいろのたね」 今日は「ぐりとぐら」などの作者中川李枝子さんと大村百合子さんの最強タッグの絵本から「そらいろのたね」という本を紹介する。この本も読み聞かせの定番。どの学年を担任しても1度は読み聞かせをした。少し道徳的な面もあるので…

絵本でネコとイヌを比べる

絵本でネコとイヌを比べる どろんこハリー(作ジージオン)という絵本を紹介する。この絵本も人気がありシリーズ化されている。 ハリーは黒い斑のある白い犬。風呂に入れて洗われそうになると、ブラシを庭に埋めて逃げてしまう。そして機関車や道路工事の車…

絵本(「ねずみくんのチョッキ」シリーズ)

絵本(「ねずみくんのチョッキ」シリーズ 作なかえ よしを 絵 上野 紀子) これも好きな絵本の一つ。娘はこのシリーズを集めていた。もうこのシリーズは34巻にもなっているとのこと。やはりシリーズになるような絵本は惹きつけられるものがあるのだろう。 …

絵本(ともだちやシリーズ)

絵本(ともだちシリーズ) 今日は「ともだちや(作 内田麟太郎 絵 降矢 なな)を紹介したい。 この絵本との出会いは、小学校に勤務していた時のこと。H先生というベテランの先生が道徳の授業に使うといって授業の流れを考えていた時のことである。その時に興…

絵本の話(おちゃのじかんにきたとら)ジュディス カー著

絵本の話(おちゃのじかんにきたとら)ジュディス カー著 この絵本も好きな絵本の一つである。30年近く前に出された絵本だが、今読んでも面白い。ある日お茶の時間にトラが現れるところから話は始まる。大人だと「どこから来たのだろう」「お母さんと女の…

絵本の話(11ぴきのねことのらねこぐんだん)

絵本の話(11ぴきのねことのらねこぐんだん) 家で猫を飼っているので、どちらも興味深く読むことができた。 特に「11ぴきのねこ」シリーズは何度も読み聞かせをしている。昔からある絵本なのでほとんどの人が一度は読んだことがあると思う。 最初の湖に…

教科書に名前を書くこと

名前を書くこと 2年生くらいの子供の教科書やノートを見てみると自分で書いたものをよく見かける。名前ペンの先が潰れてしまい、なんて書いてあるのか分からなかったり名前を書く欄から大きくはみ出してしまったりしている名前もある。子供の教科書やノート…

絵本の魅力 100万回生きたネコ

絵本の魅力 100万回生きたネコ 佐野洋子さん「100万回生きたねこ」については、日本人なら誰でも知っていると言っても過言ではないだろう。 2年ほど前特別支援の担任をしているときに、一度子供達に読み聞かせをした。子供たちは本当に読み聞かせが好き…

子供一人に1台パソコン

子供一人に1台パソコン 文科省から子供一人に1台パソコン(タブレット)が貸与されるという話があった。しかし、その詳細がよくわからない。 1 機材は何を使うのか WindowsなのかAndroidなのか、それともiPadなのか。このことは教師サイドにも問題がある。…

教師が変われば子供が変わる

教師が変われば子供が変わる 先回子供に「自閉症」などのレッテルを貼らないということを書いた。しかし、「忘れ物が多い」「掃除をしっかりやらない」などのレッテルを貼ってしまうことがある。 私自身1年の担任をしているときに「こいつはろくな大人にな…

子供を知ること

子供を知ること 教員としてやらなければならないことの1つとして「子供を知る」ということがある。しかし本当に一人一人の子供のことを知っていると言えるだろうか。 普通学級の担任をしているときには、もちろん知っていると思っていた。しかし、特別支援…

正月の抱負について

正月の抱負について 新しい年を迎えることができた。心筋梗塞をもっている自分にとってコロナに罹ることは、即重病化を意味する。離れて暮らす娘も年末には帰ってくることができなかった。一人で寂しい正月を迎えているかと思うと何とかしたくなる。 ところ…

病気について話そう。2

病気について話そう。2 心筋梗塞が再発したのは平成29年12月。そのときは自分もかなり苦しかった。妻にも話していなかったので、結構気楽に外出していた。その度にトイレに行くフリをして休んでいた。買い物が長引くと流石に辛かった。その後負荷をかけ…

病気について話そう1

病気について話そう1 61年も生きているといろいろな病気になった。実際20年ほど前だったら2回ぐらいは死んでいるかもしれない。その分妻には心配をかけてしまった。 1つ目は心筋梗塞 15年ほど前の1月後半。高血圧をそのままにしておいたら、胸が痛…

特別支援学級で使ってよかったアプリ

特別支援学級で使ってよかったアプリ 先回に続いて、使ってよかったアプリを紹介します。 原則無料(アプリ内課金も含めて)またネットに接続していなくても使えるアプリを選びました。 1 書き順ロボシリーズ このシリーズは、「ひらがな・カタカナ」1年~…

特別支援学級でのiPadの利用について

特別支援学級でのiPadの利用について 昨年まで特別支援学級の担任をしていた。3人の学級だった。支援員さんが入ってくれることも多かったが、原則一人で3人の指導をすることになる。生活単元など3人で一緒に活動することもあったが、大半は個別の指導が中…

学級王国と学級共和国

学級王国と学級共和国 自分が教員になってしばらくすると、学級王国という言葉が出てきた。担任が中心となって自分の思い通りに学級経営をしていくというものである。どちらかというと年配の先生に多かったと思う。しかし、この頃は学級王国という言葉をとん…

特別支援教育の授業

特別支援教育の授業 特別支援教育で1番の問題は、適切な授業資料を見つけることができないと言うことである。 授業公開をしなければならないのに、どのような授業をしたら良いか分からない。さらにネットや書籍で実践例を見つけても子供や学級の特性が違って…

楽しい理科3年光の性質

楽しい理科3年光の性質 「理科は楽しくなければいけない。」これが持論である。 これも楽しんで授業を行うことができた。特に鏡に当たった光がどのように反射するのか予想させる。面白いことにほとんどの子供が反射した光が鏡と直角に出て行くとかんがえて…

冬至の日に(3年理科)

理科3年「太陽の動きと地面のようす」の学習の導入で,かげふみをしてかげのでき方を意識させることがある。それと合わせて「カーテンはいつ使うのか」と問題を出したらどうだろうか。私が授業をした時には「夏」という意見が圧倒的に多かった。しかし、「…

教師の服装について(朝日新聞の投稿に対して)

教師の服装について 12月21日(月)の朝日新聞の投稿に「先生の軽装に中学生もやもや」と教師の服装について書かれたものがあった。全く学校の現状を見ていない。このように現状を把握せずに思いだけで投稿する人が未だにいる。その投稿者の息子さんが高校で教…

教師の失敗 学級通信

教師の失敗 学級通信 これは自分の行ったことではないことを先に断っておく。 教員の中には毎日一生懸命に学級通信を出している人もいる。多くの教師は出すことによって学級での出来事や頑張っている子のことを伝えようとしている。しかし、本当に保護者は喜…

授業の失敗シリーズ 特別支援学級での失敗

授業の失敗(隅に行かないで) この失敗は特別支援学級の担任を初めてした時のことである。たまたま研究発表に当たり、どのような授業をしようか悩んでいた。勤めていた小学校では、支援学級では一応のカリキュラムは存在したが、授業公開で行う授業について…

授業の失敗シリーズ(国語は理科じゃない)

授業の失敗シリーズ(国語は理科じゃない) 長年教員をやっていても良かったと思えるような授業はほとんどない。さらに準備して臨んだはずの授業研究会での授業は失敗続き。どのような失敗をしたのか、同じ轍を踏まなくてもいいようにお伝えしたい。 国語は…

この教室の中にどれだけの水があるだろうか

この教室の中にどれだけの水があるだろうか 中学校理科で学習する内容である。普通に授業で行う場合には露点を調べて、そこから教室に含まれている水蒸気の量を「求める」ことになる。しかし、これでは机上の空論としか言えない。これでは子供たちは水蒸気と…

教師による性被害について1

教師による性被害について このような報道を聞くたびに一教員としてとても残念に思う。99パーセントの男性教員はまともに授業を行い、子供たちが学校で成長していくことが毎日心を砕いている。しかし、教員による性被害の報道が一人でも出るたびに我々男性…

デンプンはどこから

デンプンはどこから 6年生の理科の単元に植物の成長と日光という単元がある。授業の流れでは、アルミ箔で覆った葉とそのままの葉に日光を当てて、そのままの葉にはデンプンができていることから、植物の成長には日光が必要であると結論付けている。 しかし…

教師の理科嫌い

教師の理科嫌い 理科嫌いの先生が増えているという話を随分前から聞く。音楽に次いで専科の先生に授業をしてもらいたい教科らしい。一応理科の免許をもっている自分としては分からない。 実験では日頃活躍することのない子どもが中心になって進めていること…