特別支援学級で使ってよかったアプリ

特別支援学級で使ってよかったアプリ

 

 先回に続いて、使ってよかったアプリを紹介します。

 原則無料(アプリ内課金も含めて)またネットに接続していなくても使えるアプリを選びました。

 

1 書き順ロボシリーズ

 このシリーズは、「ひらがな・カタカナ」1年~6年後は漢字ドリル的なアプリで構成されています。学習する字が出てきて、それを正しい書き順でなぞることができれば、合格。「たいへんよくできました」のマークが出ます。日本語教室に来ている子どもにも使わせています。

 〇このアプリの優れているところは

 ・学年によっては「おてほん」があるので、何回やっても合格しないときには「おてほん」を見せることで正しい書き順を練習させることができます。

 〇改善してほしいところは

 ・特定の漢字の練習をさせたいときには、学習する漢字を選ぶことができます。しかし、学年の全ての新出漢字から選ばなければならないので教科書に合わせて学習させようと思うと面倒です。

 

2 はじめてのたし算ひき算「かずのトライ」

  同じシリーズで、「くりあがり」「九九」「わり算」などがあります。最初のページに卵が出てきて、計算をしていくと卵からモンスターが生まれ成長していきます。子ども興味をもって取り組むことができました。

 〇このアプリの優れているところ

 ・とにかく簡単に使うことができること。また問題自体シンプルなので説明をほとんどしなくても使うことができます。

 〇改善してほしいところ

 ・かけ算で×10が出てくること。九九では×9までしかやっていないのに突然〇×10が出てきてしまうと、解くことができなくなる。×9までに直してほしい。

 

3 絵カードタイマー

 残り時間を視覚的に示してくれるものです。よく授業中キッチンタイマーを使って問題を解いたり、話し合ったりする時間を決めている先生もいますが、これは残り時間を視覚的にとらえることができるのでとても便利です。自閉傾向の子供でも、終わりを意識させることができました。同じように残り時間を示してくれるタイマーを買ったことがありますが、すぐに壊れて使い物になりませんでした。

 〇このアプリの優れているところ

 ・時間の設定もタイマーの上で動かすことできること。

 〇改善してほしいところ

 ・10分、20分ならいいのですが、短い3分など示すのには分かりにくいです。

 

 他にもiPadに入れて授業で活用しているアプリがあります。またご紹介したいと思います。