2021-01-01から1ヶ月間の記事一覧

絵本 ジャイアント・ジャム・サンド

絵本 ジャイアント・ジャム・サンド(作絵ジョン・ヴァーノン・ロード訳安西 徹雄 アリス館) 11月ぐらいになると教室にスズメバチが入ってくるということがある。見つけた子供が「先生、ハチ!」の一言でどんな場面でも授業は中断となる。一番大切なことは…

絵本 まほうのえのぐ

絵本 まほうのえのぐ(作林 明子 福音館書店) いつの間に絵を書くことを躊躇するようになってしまったのだろう。この絵本を子どもの本棚から引っ張り出してきて思った。水彩絵具の使い方を知ったのは、教員になってかなり経ってからであった。もともと絵を…

絵本 もしもし おかあさん

絵本 もしもし おかあさん(作久保 喬 絵いもと ようこ 金の星社) このコロナ禍のために、一人暮らしを始めた娘は正月にも帰ってこなかった。11月に一度帰ってきたが、それ以降帰ってこない。先日もLINEで妻に作り置きの作り方を聞いていた。基礎疾患を抱…

絵本 ぼちぼちいこか

絵本 ぼちぼちいこか(作マイク・セイラー 絵ロバート・クロスマン訳今江 祥智) 教員になったのは、バブル期真っ盛り。「24時間働けますか」などというCMもあったくらい。このまま日本が発展していけば、みんな金持ちになる。今日より明日の方が幸せと何…

絵本 はせがわくんきらいや

絵本 はせがわくんきらいや(作・絵 長谷川集平 復刻ドットコム) 教員として勤めているといろいろな子どもと出会う。時には障害をもった子と出会うこともある。かわいそうという気持ちになってしまい、本来自立すべき力を伸ばすことができない。そこで全て…

絵本 落語シリーズ

絵本 落語シリーズ 落語を聞くことが嫌いな人はいないと思う。絵本でも落語を扱ったものがある。読み聞かせでも子供達に十分に受ける。そこで今日は「落語絵本シリーズ 川端 誠著 クレヨンハウス」を紹介する。 その中でも、まず第1に取り上げたいのが「寿…

わたしも慢性骨髄性白血病

慢性骨髄性白血病について 元ソフトバンクの摂津正氏が慢性骨髄性白血病と診断されたことを公表したとヤフーニュースに出ていた。 自分も9年ほど前に慢性骨髄性白血病と診断され、現在も通院している。全く自覚症状がなかったために、白血病と言われてもピ…

絵本 感想文に困ったら

絵本 感想文に困ったら ばばばあちゃんシリーズ(さとう わきこ作・絵 福音館) 最近、女性が強くなったと言われている。特に我が家ではその傾向が強い。 今日紹介するのは、さとうわきこさんの「ばばばあちゃん」シリーズ。他にも「せんたくかあちゃん」と…

絵本 ふたりはいつも

絵本 ふたりはいつも (作絵アーノルド・ローべル 訳三木卓 文化出版局 ) 妻と結婚したての頃、ケーキを買って帰ると妻も飼っていたということがよくあった。ケーキを見たら喜んで食べてくれるだろうと思いながら買ってきたのだが。夕食後食べまた次の日も…

絵本 うちのなまくらさん

絵本 うちのなまくらさん (作絵ポール・ジュラティー 訳せな あきこ絵 評論社) 我が家の先代のねこ。キジトラであー子という名前だった。朝起きると出窓のところで鳩を眺めては「にゃー」と鳴いていた。妻はその様子を鳩当番と言っていた。別にあー子がい…

絵本 かたあしだちょうのエルフ

絵本 かたあしだちょうのエルフ (作・絵おのき がく ポプラ社) 毎週「激レアさん」(テレビ朝日)を観ている。その中で京都府立大学の塚本先生がダチョウの研究をしていることを番組にしていた。ダチョウの卵からコロナウイルスにも反応する抗体を見つけた…

絵本 へっこきあねさがよめにきて

絵本 へっこきあねさがよめにきて 妻とは銀婚式を過ぎ空気のような存在になってしまった。付き合い始めた頃は、この女性がおならなどするとは全く思わなかった。それが今では、テレビを見ていると地響のような音。妻の顔を見ると、恥ずかしげもなく「ごめん…

絵本 くわずにょうぼう

絵本 くわずにょうぼう 今日は「くわずにょうぼう」(稲田和子再話 赤羽末吉画 福音館書店)というお話を紹介する。 「釣った魚に餌をやらない」というのは、昔から言われてきた言葉である。しかし、その言葉を信じて逆にしっぺ返しを受けた男性は少なくはな…

絵本 カラスのパンやさん

絵本 カラスのパンやさん 月に1度ほど、車を30分ほど走らせて近所で有名なパン屋さんへ行く。並んでいる色々なパンを見ているだけで胸がワクワクしてくる。全部を食べるわけにはいかないので定番のカレーパンとアンパンを買って帰る。どうしてあんなにワ…

絵本 どろぼうがっこう

絵本 どろぼうがっこう みなさんは「8時だよ 全員集合!」というテレビ番組をご存知だろうか。今から50年ほど前に爆発的に見られていた番組である。前半は喜劇。後半はアイドルとドリフターズが一緒になってコントを演じる。PTAからは相当嫌われていたよ…

絵本 スーホの白い馬

絵本 スーホの白い馬 今日は「スーホの白い馬」(作大塚勇三 絵赤羽末吉)を紹介する。2年生の教科書(東京書籍)にも掲載されているので読んだことのある人も多いだろう。 小学校に勤めていたときに何度も授業を行った。その度になんと物悲しい話なのだろ…

絵本 にゃーご

絵本 にゃーご 今日は「にゃーご」(宮西達也作)を紹介する。2年生の教科書(東京書籍)にも掲載されているので読んだことのある人も多いだろう。私はここに出てくるネコがとても好き。先代のネコがニャーゴと同じキジトラのネコ(アー子)だった。ニャー…

絵本 「そらいろのたね」

絵本 「そらいろのたね」 今日は「ぐりとぐら」などの作者中川李枝子さんと大村百合子さんの最強タッグの絵本から「そらいろのたね」という本を紹介する。この本も読み聞かせの定番。どの学年を担任しても1度は読み聞かせをした。少し道徳的な面もあるので…

絵本でネコとイヌを比べる

絵本でネコとイヌを比べる どろんこハリー(作ジージオン)という絵本を紹介する。この絵本も人気がありシリーズ化されている。 ハリーは黒い斑のある白い犬。風呂に入れて洗われそうになると、ブラシを庭に埋めて逃げてしまう。そして機関車や道路工事の車…

絵本(「ねずみくんのチョッキ」シリーズ)

絵本(「ねずみくんのチョッキ」シリーズ 作なかえ よしを 絵 上野 紀子) これも好きな絵本の一つ。娘はこのシリーズを集めていた。もうこのシリーズは34巻にもなっているとのこと。やはりシリーズになるような絵本は惹きつけられるものがあるのだろう。 …

絵本(ともだちやシリーズ)

絵本(ともだちシリーズ) 今日は「ともだちや(作 内田麟太郎 絵 降矢 なな)を紹介したい。 この絵本との出会いは、小学校に勤務していた時のこと。H先生というベテランの先生が道徳の授業に使うといって授業の流れを考えていた時のことである。その時に興…

絵本の話(おちゃのじかんにきたとら)ジュディス カー著

絵本の話(おちゃのじかんにきたとら)ジュディス カー著 この絵本も好きな絵本の一つである。30年近く前に出された絵本だが、今読んでも面白い。ある日お茶の時間にトラが現れるところから話は始まる。大人だと「どこから来たのだろう」「お母さんと女の…

絵本の話(11ぴきのねことのらねこぐんだん)

絵本の話(11ぴきのねことのらねこぐんだん) 家で猫を飼っているので、どちらも興味深く読むことができた。 特に「11ぴきのねこ」シリーズは何度も読み聞かせをしている。昔からある絵本なのでほとんどの人が一度は読んだことがあると思う。 最初の湖に…

教科書に名前を書くこと

名前を書くこと 2年生くらいの子供の教科書やノートを見てみると自分で書いたものをよく見かける。名前ペンの先が潰れてしまい、なんて書いてあるのか分からなかったり名前を書く欄から大きくはみ出してしまったりしている名前もある。子供の教科書やノート…

絵本の魅力 100万回生きたネコ

絵本の魅力 100万回生きたネコ 佐野洋子さん「100万回生きたねこ」については、日本人なら誰でも知っていると言っても過言ではないだろう。 2年ほど前特別支援の担任をしているときに、一度子供達に読み聞かせをした。子供たちは本当に読み聞かせが好き…

子供一人に1台パソコン

子供一人に1台パソコン 文科省から子供一人に1台パソコン(タブレット)が貸与されるという話があった。しかし、その詳細がよくわからない。 1 機材は何を使うのか WindowsなのかAndroidなのか、それともiPadなのか。このことは教師サイドにも問題がある。…

教師が変われば子供が変わる

教師が変われば子供が変わる 先回子供に「自閉症」などのレッテルを貼らないということを書いた。しかし、「忘れ物が多い」「掃除をしっかりやらない」などのレッテルを貼ってしまうことがある。 私自身1年の担任をしているときに「こいつはろくな大人にな…

子供を知ること

子供を知ること 教員としてやらなければならないことの1つとして「子供を知る」ということがある。しかし本当に一人一人の子供のことを知っていると言えるだろうか。 普通学級の担任をしているときには、もちろん知っていると思っていた。しかし、特別支援…

正月の抱負について

正月の抱負について 新しい年を迎えることができた。心筋梗塞をもっている自分にとってコロナに罹ることは、即重病化を意味する。離れて暮らす娘も年末には帰ってくることができなかった。一人で寂しい正月を迎えているかと思うと何とかしたくなる。 ところ…