絵本 落語シリーズ

絵本 落語シリーズ

 

 落語を聞くことが嫌いな人はいないと思う。絵本でも落語を扱ったものがある。読み聞かせでも子供達に十分に受ける。そこで今日は「落語絵本シリーズ 川端 誠著 クレヨンハウス」を紹介する。

 その中でも、まず第1に取り上げたいのが「寿限無」である。

ある家に男の子が生まれ、その子につける名前を悩んで和尚さんに相談するところから話は始まる。とにかく長生きでくる名前を付けてほしいという事で、和尚さんはいろいろ名前を考える。それを聞いてお父さんは和尚さんが言ったことを全て名前にしてしまう。男の子は名前の通り、とても元気な子供に育っていく。馬鹿馬鹿しい話ではあるが、親の子供を思う気持ちを感じることができる

子供向け番組でも取り上げられたので知っている人も多いはず。とにかく「寿限無寿限無・・・長久命の長助」さえ覚えていれば、絵本をほとんど見なくても読み聞かせができる。

他にも「目黒のさんま」「まんじゅうこわい」「はつてんじん」など落語の定番が絵本になっている。落語家になったつもりで読み聞かせするのもいいし、読み聞かせとしてじっくり聞かせるのもいいだろう。落語には生きていく上で必要な知識が入っていると本当に思わせてくれるシリーズ。

 

閑話休題

我が家の娘が生まれた時も、どのような名前を付けたらよいか本当に悩んだ。特に教員をしていると、絶対に付けたくない名前がいくつもある。教えた子供の中には手を焼かされた子供がいる。その子と同じ名前は、いくらいいと言われても考えてしまう。さらに、姓名判断のアプリを紹介してくれた人もいたが、逆に決まらなくなってしまった。役場に持って行ったのがギリギリだったことを思い出す。