日本語指導の難しさ 難しい漢字の指導

日本語指導の難しさ 難しい漢字の指導 昨年度より、外国にルーツを持つ子供たちの日本語指導を行うようになった。(外国にルーツをもつ子供たちも現状では日本で生活しているので、外国人という言い方はしない) 「保健室」を知らない 最初は漢字練習や算数…

コロナ禍の中の小学校

コロナ禍の中の小学校 夏休みに入る前まではそれ程小学校での感染を心配していなかった。しかし、9月がちかづくにつれてコロナの感染が広がっていく。休校すべきではないかという声も聞こえるようになった。職員室で濃厚接触者という言葉が出ると、すごく気…

教員になって楽しかったこと

教員になって楽しかったこと 卒業式 Twitterで教師のバトンを検索すると、本当に多くの教員がツイートしている。文科省の目論みとは逆に教員の辛いところ、酷い職場環境などの訴えが見られる。自分としても共感するところが多い。 教員を続けてきた理由 しか…

目的をはっきりさせること

目的をはっきりさせること 大学生の頃、卒論でご指導いただいた先生から、指導案を立てる上で「この授業の目的が大切」その目的を達成するためにどのような授業を行ったらいいのか考えて指導案を考えるように言われた。 しかし、この頃は方法が重視され目的…

サピエンス全史

サピエンス全史 自分たち人類はどこからきてどこへ行くのだろう。還暦・退職そして人生のゴールが見えてきた時に考えるようになった。それに少しでも解答を示してくれればと思い「サピエンス全史」を読むことにした。消費税を入れると二千円を超えてしまう。…

読書感想文の書き方

読書感想文の書き方 あと夏休みも1週間。読書感想文はもう終わっただろうか。今回は選ぶ立場から読書感想文の書き方をお伝えしたい。 なぜ本を読むのか なぜ本を読むのだろう。特に児童の場合には知識を得たりや体験できないことを本の世界の中で体験したり…

今年の夏休み

今年の夏休み 今年の夏休みの振り返りをしたいと思う。 昨年と同じようにコロナに振り回された夏休みだった。定年後の再雇用の教員なので、毎日決まった仕事があるわけではない。これから一番手間がかかるのが宿題の作品の整理も担任ではないのでやらなくて…

残された2週間

残された2週間 あと2学期まで2週間。担任をもっていないので、特にやらなければいけないということは今のところない。1日日本語指導のための講習会が入っているだけ。実際に担任をもっていた時とは違う準備が必要。 心を切り替える 実際に2学期が始まっ…

2学期に向けて

2学期に向けて あと夏休みも2週間ほどになった。現役の頃は後半になると落ち着かなくなった。今まで何度も夏休みを経験してきたが、有効に使うことができたと思えるようなことはほとんどなかった。夏休み40日間休んでしまった分のつけが今になって襲って…

今だから思うこと

今だから思うこと どうして教員を選んでしまったのだろう 教職を選んでしまった理由 教職を選んでしまった理由は2つある。1つ目は父親が教員だったこと。そのために教員の仕事が身近にあった。それ以上に教員以外の職業を知らなかった。父親の頃には夏など…

外圧でしか変われない学校

外圧でしか変われない学校 酷暑日が続く。職員室にはエアコンが入っていたが、子供たちがいるときにはエアコンのスイッチは入っていなかった。 数年前までは、この酷暑日でも扇風機だけを回して授業を行ってきた。しかし、熱風をかき混ぜるだけ。職員室に戻…

コロナ禍で思うこと

コロナ禍で思うこと 昨年度は、休校が続いたために夏休みも2週間ほどになってしまった。今年度は通常通りの夏休みに戻った。しかし、昨年度は漠然とした怖さだった。今年度はコロナの恐ろしさが見えてきたし、実際に学校でもコロナに感染したというメールが…

電気代が安くなります

電気代が安くなります ネットで探してもない 金曜日の夜8時に電話がかかってくる。「〇〇電力(○○の中には普通に名前を聞く電力会社)ライフサポートの○○です。電気代が安くなるご案内を」話を聞いていると、電気代のことだけでなく、給湯器の使用年数やガス…

定年教員の夏休み(学校にて)

定年教員の夏休み(学校にて) 「教師のバトン」というテーマでTwitterが炎上しているとのこと。実際にブラックには違いないが夏休みがある。特に一昨年度定年を迎え、現状では再任用で勤務している。勤務時間が半分になる。 通院の都合もあり月・火・水の勤…

定年で変わったこと

定年で変わったこと 昨年定年となった。基礎疾患があること、しかし金銭的に厳しいので再任用で働くことにした。勤務時間は1週間に19時間。現状では月曜日と火曜日が1日。水曜日が半日。木曜と金曜はお休み。 もう担任はやりたくない 一番考えたことは、も…

定年で変わったこと

定年で変わったこと 昨年定年となった。基礎疾患があること、しかし金銭的に厳しいので再任用で働くことにした。勤務時間は1週間に19時間。現状では月曜日と火曜日が1日。水曜日が半日。木曜と金曜はお休み。 もう担任はやりたくない 一番考えたことは、も…

研究発表が教育をダメにする。

研究発表が教育をダメにする。 教員は授業だけしていればいいというわけではない。 プールの管理やPTAとの付き合いもある。それ以上に面倒なのが研究というものである。数年に1度研究発表というのが回ってくる。 昨年度はコロナのために研究発表会が行われ…

私たちの責任

私たちの責任 教員は魅力のない職業か 教員の職業はブラックということがかなり定着してきて、採用試験の倍率もかなり下がってきている。本当に教員という職業はブラックなのだろうか。魅力のない職業になってしまったのはそうしてなのか考察していきたい。 …

小学校における教科担任制を考える。

小学校における教科担任制を考える。 文科省の取り組みには残念ながら一貫性がない。小学校高学年において理科や体育で教科担任制を取り入れるとのこと。メリットとデメリットを考えていきたい。しかし前提として2つ考えたい。 教科担任制が教員の授業時間…

なんのための部活

なんのための部活 部活動の意義って? 部活動の意義はどこにあるのか。平成30年にだされたスポーツ庁の「運動部活動に関する総合的なガイドライン」によると、前文には「学校教育の一環」「教育的意義が大きい」などと書かれている。休日にも学校に呼び、練…

小学校における教科担任制について

小学校における教科担任制について 今日の新聞に小学校の教科担任制の話が載っていた。体育も教科担任となるとのこと。これが中学校のようにうまく機能するだろうか。実際に教員の数を増やさなければ、十分な効果をあげることはできない。 文科省の考えるこ…

教員の恋愛観

教員の恋愛観 どこの学校の教員? 職員室でこの頃聞かなくなったことの一つに「教員同士の結婚」がある。私たちの頃には「結婚する」と言うと「どこの学校の人」と聞かれたものである。特に60才以上の教員の場合教員同士の「恋愛結婚」「お見合い結婚」が多…

日本語教室での指導を通して

日本語教室での指導を通して もうすぐ夏休み。今まで以上に短く感じた。学校行事がほとんど延期か中止になり季節を感じることが少なくなった。特に運動会が9月に延期になってしまった。途中まで練習していたが、またやり直さなければ行けない。 そのよう中…

水泳指導の外部委託について2

水泳指導の外部委託について2 昨日に続き、今回は学校での水泳指導にどのような問題があるのか人的な面から考えていきたい。 子どもが死ぬ。 毎年残念ながらプールの事故で子どもが死んでいます。そのためにプールが始まる前には、人工呼吸やAEDを使った訓…

水泳指導の外部委託について1

水泳指導の外部委託について1 校内でプールがあるために、どれだけ教員に負担があるのか知ってほしい。プールに子供を入れる前から教員の仕事は始まっています。 5月プール掃除 5月の中旬になるとプール掃除を行います。6年生は5時間目からデッキブラシ…

パソコン事始め

パソコン事始め 今日は今から35年ほど前のパソコン事情について今日はお話ししたい。 BASIC 今はWindows10である。35年ほど昔はMS-DOS。BASICと呼ばれるプログラミング言語があり、よくパソコン雑誌にはプログラムが載っていた。まだメールなどは一般…

いまだに無くならない教員免許更新制度

いまだに無くならない教員免許更新制度 もうすぐ、夏休みが来る。教員免許更新のための受講が行われる季節でもある。コロナ禍で、在宅の看護師免許を持っている人が現場に復帰したという記事があった。看護師免許は一時家庭に入っても簡単に現場に復帰できる…

コロナ禍で見えてきたこと やらなくてもいいことが多い

コロナ禍で見えてきたこと やらなくてもいいことが多い 特別支援発表会 コロナ禍で学校の行事もかなり中止や縮小がなされた。しかし、この行事をやらなかったから子供の(心の)成長が見られなかったということがどのくらいあっただろうか。 私の勤めている…

教員の夏休みの過ごし方

教員の夏休みの過ごし方。 あと12日で夏休みに入る。今年の1学期は去年ほどではなかったが、短く感じる。年々短く感じるようになった。特に担任もなく運動会のような行事も行われなくなり、行事で季節を感じることも少なくなった。 例年なら、職員室でも…

懇談会の日程について

私が勤めている小学校では、今日から3日間の予定で個別懇談会(保護者会)が行われる。40人を3で割れば、1日当たり13人程になる。しかし、決めていた時刻に来なかったことや、直前の時刻の変更など珍しくない。 どのようにして、懇談会や家庭訪問の時…