コロナ禍で見えてきたこと やらなくてもいいことが多い
コロナ禍で見えてきたこと やらなくてもいいことが多い
特別支援発表会
コロナ禍で学校の行事もかなり中止や縮小がなされた。しかし、この行事をやらなかったから子供の(心の)成長が見られなかったということがどのくらいあっただろうか。
私の勤めている市では2月に特別支援学校や学級に通っている子供たちの発表会が市民ホールで行われていた。例年3学期に入ると授業よりも発表会の練習に力を入れる。特に近くの学校と一緒に出るので合同練習も必要だった。合わせて作品の展示もあるので、授業に影響が出ることもあった。インフルエンザで学級閉鎖もある時期だったので、時期を見直してほしいなどの要望があった。
年々特別支援学級に入る子供が増えてきたこともあり、千人以上入るホールがいっぱいになってしまった。
それが昨年のコロナ禍で中止になった。簡単に中止が決まった。作品展も行われない。今まで発表する機会を作るという目的はどこに行ってしまったのだろう。
卒業式での1年生の参加
卒業式も随分形が変わった。今までは1年生の児童も参加していた。厳粛な雰囲気で行いたいという矛盾もあった。式の間、1年生も体を動かすこともできない。時にはお漏らしもあり、わからないように処理することも。6年生の担任も忙しいが、それ以上に1年生の担任は子供の様子を見ていなければいけないので、式の間気楽にすることはできなかった。
それが、コロナのために6年生とその保護者のみの参加になった。今までだったら、1年生でも毎日練習があったが、式に参加しなくてすむようになったので、授業も行うことができた。
全学年で卒業を祝うという目的はどこへ行ってしまったのだろう。
ブラックと言われているが、行事の見直しで少しでの教員の負担を減らすことが必要だろう。実際に無駄なことが多いと思う。