2020-11-01から1ヶ月間の記事一覧

保護者からの信頼度アップ 通知表の書き方

また嫌な時期になってきました。それは通知表を作らなければならないからです。「マイナス面ならいくらでも書くことができるのに」「○○君のことならすぐに文が浮かんでくるのに、△△君のことはさっぱり文が浮かんでこない」など。テレビを観ていても通知表の…

心を病む教師3

心を病む原因には教師をやっている人の特性もある 責任感が強い教師 教師をやろうと言う者は小学校の頃に学級や児童会の委員長を任された経験を持っている場合が多い。担任の先生の言うことを素直に聞き真面目に取り組む。このことで周りから認められてきた…

心を病む教師2

毎年5000人が心を病む「教員」の過酷すぎる実態 昨日の続きを 評価されない仕事 授業についてなかなか評価されることはない。逆に部活は結果が順位が出るなど分かりやすい。そのために真面目に良い授業をやろうと思う先生ほど評価されにくい。また、保護者の…

心を病む教師1

毎年5000人が心を病む「教員」の過酷すぎる実態 (ヤフーニュース・東洋経済オンラインより) 朝、ヤフーニュースを見ていたら、このような記事があった。しかし、なぜ教員が心を病むのかといったところまでは残念ながら切り込んでいない。このような記事だ…

部活の功と罪4 長時間の部活について

部活について、問題の一つに長時間で行われていることが挙げられる。先日のNHKの番組で為末氏は、「アメリカでは1日の練習が90分ということだった」しかし、日本の部活では朝7時に登校し8時までの朝練。さらに帰りは4時から6時までの2時間。合計3時…

部活の功と罪3

先日のNHKの番組では、「アメリカでは親の収入と子どもの体力が比例してきている」と言うことだった。言葉を変えれば、日本では「学校での部活では親の収入とは関係なく平等に行われている」と言いたいのだろうか。ここでも十分な考察なしに学校で行っている…

部活の功と罪2

中学校での部活がよく話題になる。この頃はかなり改善されてきたが、20年ほど前はとても悲惨な状態だった。それほど厳しい部活ではなかったが、ゆっくりできるのは日曜日の午後くらい。それも日曜日に練習試合や大会があれば休みがない。また、勤務時間は…

部活動の功と罪1

先日NHKで学校の部活動について取り上げた番組があった。これほど偏向した番組は見たことがない。まず、ゲストがオリンピックで活躍した為末氏。さらに中心に取り上げた学校は全国大会で優勝したこともある高校。多分顧問の先生は高校、もしかしたら大学でそ…

下敷きについて

授業研究会などで他の先生の授業を見学することが年に何度かある。よく準備された教材さらに「○○さんの意見と少し違って」「〇〇さんの意見に付け加えて」など、本当によく躾けられていると感心する。手を挙げる時も右手をしっかり伸ばしている。きっと後か…

コロナ禍に思う

コロナによる感染者数が増えてきている。自分の近くにコロナのウイルスが迫っているような気になる。基礎疾患を持つ身としては一人で出かけることも怖くなってきた。 報道を聞いていると、感染者数や死者数の推移を取り上げている。しかし、何人以下になれば…

特別支援教育 あれこれ1

特別支援学級の担任になり積極的に障害を持った子どもと関わりあうようになって5年ほど経った。しかし、それ以前にも教室に発達障害と思われる子供は何人もいた。教室に一人ぐらいはいた。 その中で思い出に残る子供のことを伝えたいと思う。 20年ほど前…

教師の見方が変われば、子供も変わる

小学校1年生の担任をしていたときに、全く言うことを聞かない男の子がいた。指導しようとすると、顔を背ける。毎日何かしら叱っていたような気がする。1学期の個別懇談会で母親にはかなり厳しい言い方をした。 しかし、その男の子の一言で見る目が変わり、…

たかが掃除、されど掃除

学校で行われている清掃。学校では清掃指導と指導がつく場合がある。学校で行われる活動は全て子供の成長に繋がっている。しかし、こう言っても理解していただけない。ただやらされていると感じている子供たちや保護者もかなりいるように思う。 担任と一緒に…

コロナのプラスとマイナス

今回はプラスの面について考察してみたい。 今回はプラスの面について考察してみたい。 行事の精選 初めて小学校に赴任したときに感じたことは、「行事と行事の間に授業を行っている」ということだった。落ち着いて授業をする暇などなかった。近年行事の精選…

コロナ禍のマイナスとプラス1

コロナ禍で学校も大きく影響を受けた。ここではコロナ禍によって学校が受けたプラスとマイナスについて言及してみたい。 3月から5月に掛けての3ヶ月間、子供たちは自宅待機となった。また今でも学校行事に影響があった。このことについてマイナス面から述べ…

特別支援学校と特別支援学級の違い1

10月の予定を見ると療育園(発達支援センター)から学校を見学にくる保護者の方が何組かあった。もう来年4月の入学は決まっていると思われる。しかし、中にはどちらの学校がいいのか悩んで見える保護者もいると思う。 特別支援学校と特別支援学級、文字は1…

所見の作り方2

昨日に続いて所見の作り方について 所見を作る上で注意すること 今回の通知表は2度目になるので、1学期に作ったものダブらないようにすること。中には担任が変わっても毎年同じことを書かれている子供もいる。一般的な書き方でなく、具体的な場面を取り上…

所見の作り方1

通知表を作る時に一番悩むのは所見を書くことではないだろうか。この頃では成績はテストの点数を入力しておくだけで、自動的に通知表に記入されるようになった。そのために機械的な作業はかなり軽減された。 しかし、所見は簡単には書くことができない。特に…

分かっていることは書かない

そろそろ通知表の所見欄のことが気になってくる時期ではないだろうか。書かない方がいいことがある。それは保護者が知っていること。明らかに学校ではなく、塾や○○スクールで身につけたこと。 例えば、2年だったら「頑張って九九がきちんと言えるようになり…

老人パワーの活用を

職員室には、60歳を超え一度退職をし再任用で勤めている先生はいないだろうか。ぜひ困ったときには、そういった高齢の先生に相談してみることおすすめする。多少自慢話は我慢しなければならないが、学年主任を務めたり生徒指導や保護者対応で修羅場をくぐ…

細かいことかもしれませんが。「わ」と「れ」について

学校ではほとんどの授業で黒板を使う。一日1回は黒板に字を書く。授業の中で、子供たちの意見をまとめたり、子供たちがノートに写すことを意識して書くことが多い。しかし、黒板の字を見ると本当にこれでいいのか考えてしまうことが多い。 それは、「わ」や…

男の子の育て方

懇談会の時にお母さんから「うちの子供は全く・・・」など愚痴を聞かされることが多い。お父さんはどう言っていますかと聞くと「『ほかっておけばいい』と言って全く聞いてくれないんです。」という返事が戻ってくる。 そんな時には「自分もお父さんと同じで…

冬にむかって

私の住んでいる地域でも、朝晩はかなり気温が下がってみました。ベッドから出るのがだんだん嫌になってきました。 妻からは「休みの日ぐらい、ウォークングに行ったら」と言われ歩いてきました。歩道の街路樹もかなり色づいてきました。 冬に向かって 足元を…

理科のヒント フラスコを上下ひっくり返して温めたらシャボンの膜はどうなるだろうか。 

「子どもが実験に取り組む前に、実験の結果を一生懸命に考える」こんな姿を理科の教師としては求めてきた。しかし、うまくいったと思える授業は38年教師を務めてきたがそれほど多くない。 そんな数少ない授業についてお伝えしていきたい。少しでも授業のヒ…

テストはなんのため

普通学校以外でテストというと、製品テスト、走行テストなど「その製品などがきちんと動くかどうか」「予測通りの結果が出るだろうか」と言う使い方をする。つまり製品やサービスを出す方が自分のためにテストをするのである。 しかし、学校で行うテストは反…

個別懇談会はキャッチボールで

後一ヶ月ほどで懇談会が始まる学校も多いのではないだろうか。保護者の中にも気が重いという方が多いのではないだろうか。 ボール遊びでは、キャッチボールと同様にドッジボールも小学校ではメジャーな遊びだろう。しかしボールを投げる目的は全く違っている…

答えは持たせないで

日本語教室に来るこの中に、学校で使っている算数の問題集とその答えの冊子を持って来ている子が何人もいる。その子達は答えを見ながら、問題集に答えを写している。「どうして」と聞いても、答えることができない。+と✖️が間違っていても丸になっている。 …

MacBookにした理由

定年を期にノートP Cを新しくした。9801から今までずっとWindowsを使っていたが今回はMacにしてみた。その理由は「ボケ防止」Windowsなら今やっていることなら、ほぼ問題なく使うことができる。しかし、定年になって学級通信や指導案など作り必要がなく…