所見の作り方2
昨日に続いて所見の作り方について
所見を作る上で注意すること
今回の通知表は2度目になるので、1学期に作ったものダブらないようにすること。中には担任が変わっても毎年同じことを書かれている子供もいる。一般的な書き方でなく、具体的な場面を取り上げれば重なることも少ないだろう。
懇談会が行われるなら、マイナス面は口頭で伝えるほうがいいだろう。特に低い評価から上がった場合には自信を持って書くといいだろう。
本人が納得できること
学期の終わりに「○学期にがんばったこと」を書かせることもあった。最初○△×で自己評価させたこともあった。しかし、これは全く使えなかった。そのため文で書かせるようにした。これもあまり使えるわけではないが、どうしても書くことが見つからない子について役に立つこともある。しかし、マイナスに思っていることは書かない方がいいだろう。また書くことが見つからなくて1学期に苦労した子については、個別に呼んでがんばった様子を詳しく聞き出すのも有効。
行動を反対側から見てみる
これは最後の手段。
「席を出歩く子」→「何にでも興味を示す」
「私語の多い子」→「発言力がある」
「大人しい子」→「落ち着いて行動することができる」など。マイナスの行動も味方を変えればプラス評価になることも多い。
僻地派遣で単学級1クラス12人しかいない小学校で勤めたことがある。本当に家族的なところのある学校だった。12月に入るとスタッドレスに替えないと心配だった。
所見の下書きを出したところ、「○○さんはもっと〇〇な所をがんばっていたよ」と言われてしまった。担任よりも子供のことをよく見ていると感心するとともにもっと一人一人をよく見ていかなければならないと思い知らされた。
毎回次の通知表はもっと子供のことをよく見て書きたいと思うのだが