答えは持たせないで
日本語教室に来るこの中に、学校で使っている算数の問題集とその答えの冊子を持って来ている子が何人もいる。その子達は答えを見ながら、問題集に答えを写している。「どうして」と聞いても、答えることができない。+と✖️が間違っていても丸になっている。
私の勤めている地区では、全員算数の問題集を購入している。学習の復習などに使われることが多い。担任をしていた頃には、教室に置いておいて時間がある時に取り組ませた。宿題でやらせることはほとんどなかった。
丸付けも子ども達にやらせることは滅多になかった。丸がつけば分かってくれたのかなと思い、✖️が付けば指導のどこがいけなかったのか、とか次の時間にはその子に時間をとって教えようと考えた。
子どもに問題集を返す時には、付箋だらけだった子もいる。問題の解き方を説明しながら、子どもと一緒に付箋を取っていった。付箋が取れた時の嬉しそうな子どもの姿を思い出す。
昔と比べて、教員は多忙になったと言われる。しかし手を抜いていいところといけないところがあるはず。子どもができないことを教員の多忙や子どもの努力不足のせいにはして欲しくない。
やはり子供には解答を持たせてほしくない。
後1ヶ月程で個別懇談会が行われる学校もあると思う。担任にも保護者にも有意義な懇談会にするために考えていることを伝えたいと思う。
懇談会はキャッチボールで