今だから思うこと

今だから思うこと

 

どうして教員を選んでしまったのだろう

 

教職を選んでしまった理由

教職を選んでしまった理由は2つある。1つ目は父親が教員だったこと。そのために教員の仕事が身近にあった。それ以上に教員以外の職業を知らなかった。父親の頃には夏などは明るいうちに帰ってきて農作業を行っていた。中学校1年の時の担任は養豚業も行っていた。そういった教員の働き方は知っていたがそれ以外の職業についてはどのようなことをするのか分からなかった。

 

2つ目は教育大に入ってしまったということである。偏差値的にはかなり厳しかったが、何とか教育大に入ることができた。自分が受験したときには公立大は1期校、2期校に分かれていた。2期校で地元の教育大を受ける。何とかギリギリのラインで合格。そこから大学生活が始まった。当然周りは教員志望の人ばかり。教職課程を取得することが当たり前なので他大学のように無理をして教職を取る必要もない。3年と4年で教育実習にも行った。そして何も考えることなく地元の教員採用試験を受ける。小学校なら何とかなるだろうという思いから小学校を受験。水泳だけ25m泳がなければいけなかった。もし採用試験に他の地区のようにピアノや鉄棒があったらどうしていたか分からない。

 

小学校で受験したのに、赴任先は小さな中学校だった。学年1クラス。しかし、それぞれの教科の教員が必要だったので、結構空き時間があった。見なければいけないノートやテストもそれほど多くない。土曜日は半日だったが、日曜日は完全に休むことができた。部活の指導は夏休みから担当することになった。小さな学校なので、部活も多くなかった。月に1回ほどは練習試合や大会で潰れることはあったが、それほど負担ではなかった。

 

仕事が終わると、ときには若い教員で食事に行くこともあった。若い教員が多かったということもあり、結構カップルになる人もいた。