教職敬遠され

教職敬遠され

 

 今日(6/25)の朝日新聞に「教職敬遠され」という記事が載っていた。教員として40年勤めてきた自分としたはいかにピント外れなことをやっているのか、全くわかっていない。例えば「一次試験を免除」しても、教職に魅力がなければ採用試験を受けようとする若者は増えない。

 

教育委員会の問題

 一つ目は、教育委員会の問題。教育委員会には教育長や指導主事という人たちがいる。教育長は元校長の場合が多い。指導主事は学校を一時離れて勤めている。これらの人たちは、滅私奉公で教員を勤めていた人たち。働き改革と言いながら、教員をしていたときには部活動も正月三が日しか休まなかったと豪語する。ブラックも根性で乗り越えることができると真剣に考えている。そのために真の教育改革は難しい。

 

本当は教員になりたい

 子供が好き(変な意味ではなく)教えることが好き。という人はかなりいるはず。そのために条件さえあれば、教員になりたいと思う人は一定数いるはず。特に大学でわざわざ教職を取っている人たちや教育学部を出た人がなぜ教員を目指さないのか。この点を明らかにする必要がある。(教育実習を行うためには採用試験の受験が条件だったと思うのだが)

 

給料や残業手当が問題ではない

 給料は安いよりは高い方が良い。しかし、時給を多少上げたくらいでは教職の希望者は増えない。自分が教職についたのはバブルの真っ盛り。世間ではかなり景気の良い話をしていた。しかし、他の業種を選ぼうとは思わなかった。

 

何が問題なのか

 教員のやりがいをどのように高めていくのかということではないだろうか。遅くまで仕事をしていたのは、最近始まったことではない。部活動の指導もそれなりに行ってきた。辛いと思った。しかし、試合に勝ち子供たちが喜んでいる姿を見れば、疲れなどなくなってしまい、来年はどのような練習を行うのか考えていた。

 

では、どうしたら良いのか考えていきたい。