水泳指導の外部委託について1

水泳指導の外部委託について1

 

  校内でプールがあるために、どれだけ教員に負担があるのか知ってほしい。プールに子供を入れる前から教員の仕事は始まっています。

 

5月プール掃除

   5月の中旬になるとプール掃除を行います。6年生は5時間目からデッキブラシでプールの壁面や床を磨いていきます。しかし、プール担当の教員は夜の10時くらいから水を抜いていきます。

   抜ききってしまうと泥がうまく排水溝に流れていきません。逆に水が残っていると何時まで経っても掃除が終わらないのです。そのため何度もプールに行き水の抜け具合を確認します。

 

水を入れる

   昼にプールに水を入れると周りの水道の水圧が下がってしまうために、深夜から朝にかけて給水をします。プールの給水用のバルブを開けるのは当然教員です。

 

プール掃除

   学校のプールは露天なので、木の葉や砂が入ります。夏休みに入ったくらいにプール掃除をします。大きな掃除機を使ってプールの底にあるごみを吸い出していきます。これも教員の仕事です。

 

いたずら

プールの周りにはフェンスがあり、その上には有刺鉄線が巻き付けてあり、勝手に入ることができないようになっています。それでもプールに入ろうとする人がいます。プールに入るだけでなく、プールサイドで飲んだり、食べたり。ガラス瓶が投げ入れられたこともあり、最悪水を入れ替えるということもありました。

 

消毒

   以前は腰洗い槽というのがあり、そこに入ってからプールに入りました。今でもプールに消毒を入れるのは教員の仕事です。塩素剤を薄めて使うのですが、服に付くと色が抜けます。薬液が付いたまま服に触るだけでも色が抜けてしまう。気を付けていても3年に1度くらいはポロシャツが使い物にならなくなります。

 プールは6月から7月までの2ヶ月しか使いません。しかし、そのためにどれだけ教員の手間が増えているのかと言うことを考えていただけるとありがたいです。さらに事故が発生すれば、これも全て教員の責任になってしまうのです。