小学校にiPadがやってきた2
小学校にiPadがやってきた2
教員にもiPadが配られた。最初の話では、再任用の教員にはないということだったので、仕方ないと思っていた。しかし、共用のiPadが何台かあり、そのうちの1台を自分専用に使ってよいとのこと。授業の中でどのように使うのか考えていきたい。
子供たちのノートをテレビに映し出す
昨年度末にそれぞれの教室に大型テレビとWi-Fiが整備された。もちろん学校のタブレット以外繋がらない設定。今年度に入り子供用にiPadが導入された。教員の使い方を見ていると書画カメラの代わりにしている。前までは子供の書いたノートをテレビに映すのに書画カメラというのを使っていた。大きな書画カメラを準備室から持ってきて、さらにケーブルをテレビと繋ぐ。それだけで休憩時間が終わってしまう。iPadならWi-Fi経由ですぐに繋がる。
子供たちのノートも同じようにテレビに繋がる。その後互いのノートを見て意見を出し合うことができる。ただ目的がはっきりしていないとただ見せるだけになってしまう。どう言った視点で見せるのかという教員側の目的意識が必要になる
資料を探す
インターネットにつながるので、教室で情報を集めることができる。子供がどのサイトを見ているのか注意する必要がある。しかし、正しい情報なのか見極めることのできる力をつける必要がある。
アプリを使う
学習に役立つアプリがある。しかし、現状では学校で指定されたアプリしかインストールできない。子供たちに合ったアプリをどのように剪定していくのかが課題。
これから必要なこと
これからは家庭にタブレットを持ち帰る可能性もある。例えば学校で友達の写真を撮り、家に持ち帰ってネットに上げること可能性もある。情報リテラシーについて、どのような問題があるのか、しっかりと理解させてほしい。
30年ほど前に勤めていた学校には「アナライザー教室」というのがあった。机の横に1から4のボタンがあり、教員の問題に対して子供がボタンを押すと瞬時に子供の反応を分析することができるという代物である。しかしその頃にはほとんど使われていなかった。アナライザーが設置された時には研究授業も多く行われていたようである。しかし、設置に意欲的だった教員が異動でいなくなると誰も使わなくなる。iPadがアナライザーと同じ道を辿らなければよいのだが。