小学校にiPadがやってきた

小学校にiPadがやってきた

 

  5年ほど前に、支援学級の教材としてタブレットを買ってもらえないか申請したがその時には簡単に却下されたのに比べるとずいぶん変わった。

 

  3年ほど前には特別支援学級iPadが1台ずつ入った。アプリなどもよく考えられていて知的な障害のある子どもでもほとんど説明しなくても楽しんで使うことができた。子どもだけに使わせて壊してしまわないか心配だったが、普通に使っているだけなら壊れる心配もない。また子どもが飽きずに使うことかできるような工夫もされていた。授業の中で複数の子供を見なければいけないときに、一人の子供に渡して使わせるということができた。アプリも数多くあり、常に使うことができるかどうかアンテナを高くしておかないと有効に活用ができない。特にNHKフォースクールなどは、授業でそれだけ見せても十分である。

 

  わたしの勤めている小学校でも児童全員分のiPadが入った

 

  朝、机の上に「学習用タブレット活用マニュアル」なる冊子が置かれていた。アプリはレンタル先が事前にインストールしていたものなのか、カメラやプレゼンなどのアプリも入っている。その他授業で使うことのできそうなアプリも入っている。一見すぐに授業で使ってみたいという気持ちになる。(しかし、インストールされているアプリは汎用性がないために、学校のiPadでしか使うことしかできない。)

 

  学校に入ってきたiPadはかなり規制があり、自分でアプリを入れることができなかったり、見ることのできるサイトも制限されたりしている。(Amazonなどの通販サイトもみることができない)使っていてフラストレーションもたまってくる。ゲームができるときたいしている子どもにとっては残念な部分だろう。

 

  問題は授業でどのように活用するのかということ。しかし、授業の中でつかうのは、あくまで子供の学習を支援するためであり、タブレットを使うことが目的にならないように注目していきたい。