コロナによる体力低下

コロナによる体力低下

 

 6月12日のYahoo!ニュースに「兵庫の小中高4割「コロナで健康に影響」 肥満や視力低下」という記事があった。私の勤めている小学校でも同じようなことが言える。どのような影響があったのかそのことについてお伝えしていきたい。

 

コロナ禍の中、昨年から水泳指導が行われていない。

 着替えで3密が避けられない。マスクをつけて泳ぐこともできないので、昨年から水泳指導は行われていない。2年生の子供はまだ1回もプールに入っていないことになる。来年からプールに入ることができるようになっても顔を水につけるところから始めなければならない。

 

休む時間の使い方が変わった。

 数年前まで、授業が始まったときには頭や体全体から汗をかいて戻ってくる子供が多かった。しかし、そういった子供は滅多に見なくなった。今は休憩時間にタブレットで遊んで(勉強?)いる子供が多く見られるようになった。(視力にとってもあまり良い影響はないだろう)これから気温がさらに高くなると、外遊び自体禁止になるかもしれない。

 

熱中症

 数年前に校外学習から帰ってきた子供が熱中症のために亡くなった。それまでも熱中症のために救急搬送されることはあった。しかし、安全であるべき学校で子供が亡くなるというのはとてもショックだった。

 それまでは、夏休みがあるということで公立の小中学校の普通教室へのエアコンの導入が完了するのは10年ほど先になると思われていた。しかし、一部の市が計画を前倒しにして、その年度中に完了させるということになった。

 教員も暑い時には水泳指導以外は行わないことになった。昔は日焼けを自慢していたのに、 近年は日焼け止めを持たせる保護者もいる。

 特に今年の夏は暑そうである。

 

 現状では、子供の体力がこうじょうするような要素が全く見つからない。しかし、小学校の時期に十分に運動しておくことが将来の生活習慣病の予防に結びつくのではないかと考えている。すぐには健康に影響はないだろうが、ボディーブローのようにじわじわ効いてくるのではないだろうか