懇談会の日程について
私が勤めている小学校では、今日から3日間の予定で個別懇談会(保護者会)が行われる。40人を3で割れば、1日当たり13人程になる。しかし、決めていた時刻に来なかったことや、直前の時刻の変更など珍しくない。
どのようにして、懇談会や家庭訪問の時刻が決まるのかご存知だろうか。
懇談会の日程を決める
まず、希望調査を行う。都合の悪い時刻を聞く。「都合が悪い」というのもかなり幅がある。仕事や保育園のお迎えなどは仕方ないと言えるが、少し無理をすれば何とかなる場合もある。近年5時過ぎの時刻を指定してくる保護者も多い。5時を過ぎれば勤務時間が終わっているということは理解されていない。またピンポイントで時刻を指定してくる保護者もいる。
変更するのは簡単なことじゃない
次に兄弟関係の調整を行う。例えば、上の子の時刻を見て、それ程時間がずれないように下の子の時刻を決めていく。その後懇談会が多少延びてもいいように間隔を空けながらその他の子どもの時刻を決めていく。
最後に決まった時刻をお知らせして終わり。
昔は懇談会の時刻の一覧表を学級通信に載せたこともあったが、今では無理。一覧表を見て懇談会の時刻を変更しようとする保護者がいるから。それでも無理矢理変更してくる保護者もいる。何とか空いている時間に入れる。10人ほど連続で懇談会を行うというのも珍しくない。
ドタキャン
給食費が未納だったり、行動面で粗暴なところがあったりするとドタキャンという例もある。連絡がなければ担任は帰ることもできない。
また、次の人が待っているのに、話を長引かせる保護者。最初に長引いてしまうということは、途中の保護者の時間を減らすことになる。
懇談会の途中で廊下を見ると、次の保護者が来ている。何とか話を切り上げて次の人に入ってもらおうと思っているとなかなか終わらない。