絵本 ジャイアント・ジャム・サンド
絵本 ジャイアント・ジャム・サンド(作絵ジョン・ヴァーノン・ロード訳安西 徹雄 アリス館)
11月ぐらいになると教室にスズメバチが入ってくるということがある。見つけた子供が「先生、ハチ!」の一言でどんな場面でも授業は中断となる。一番大切なことは子供が刺されないと言うこと。学校には木が多いので、どうしても巣ができることが多い。
ハチに気づかれないように近づき、「ごめんなさい」と心の中で謝りながら手に持ったスリッパで一撃。しかし、テレビでは業者が来てハチの巣を取り除くところが番組として取り上げられている。
そのようなお話がこの「ジャイアント・ジャム・サンド」というお話。400万匹のハチが村にやってきた。困った村人たちはジャイアント・ジャム・サンドを作ることになる。大きなパンにトラクターとスコップでバターを塗る。ジャムを塗ったら、ハチが飛んできて・・・。
絵本ならではの壮大なお話。多少ばかばかしいところもあるが、絵本ならこれぐらいのことは許されるだろう。細かいところまで丁寧に描き込まれた絵はそれだけでも見る価値がある。
コロナ禍にあって、すべての人がこの絵本のように協力し合うことができれば素晴らしいと思った。しかし、現実は一部の政治家が11時過ぎまで飲食店に居たり、政治家がコロナに罹れば真っ先に入院できたり。またテレビでは渋谷の人出がほとんど減っていないことを伝えている。しかし、メディア自体、不要不急の外出をしないように訴えていながら、デパートでヴァレンタインの催しをしていることを伝えているのだから矛盾している。メディアの人たちは放送していて何も思わないのだろうか。
こんな時ほど、この絵本をみんなで読んでもらいたいと思った。
一つ迷っている問題がある。このまま絵本について書いていけばいいのか、それとも学校のディープなところ。リクエストがあれば、ぜひコメントを。