絵本 うちのなまくらさん

絵本 うちのなまくらさん (作絵ポール・ジュラティー 訳せな あきこ絵 評論社)

 

 我が家の先代のねこ。キジトラであー子という名前だった。朝起きると出窓のところで鳩を眺めては「にゃー」と鳴いていた。妻はその様子を鳩当番と言っていた。別にあー子がいても鳩は全く気にしていない。そして出窓の下にはハト糞の塊。

 今飼っている猫も家の中だけで飼っている。自分や妻がいないときにどんなことをしているのだろう。そんなことを絵本にしたのが、この絵本。家にいるときは何もしないでゴロゴロしているので、家族のみんなからは、本当の名前はゴロスケなのに「なまくらさん」と呼ばれている。しかし、家族が出かけてしまうと大活躍。

 絵がとても可愛く、読み聞かせもいいですが、絵を見ているだけで癒されるような気がします。猫好きならこの感覚が分かるはず。

 同じような絵本で「ねこはるすばん」という絵本もあります。こちらの方はかなり擬人化されています。思わずうちの猫もどこかへ出かけて楽しんでいるのでは、と思ってしまう1冊。どちらが好きかと聞かれれば「なまくらさん」の方ですが、こちらは大人向けのような気もします。

 

閑話休題

 我が家のネコ。夏の間は窓を開けることができないので、エアコンを入れるようになりました。人間のいない部屋で1匹のんびりと過ごしています。今まで飼ったネコの経験から、白黒の八割れねこは神経質。玄関のチャイムが鳴ると慌てて押し入れに隠れてしまいます。妻や娘にはデレデレするのですが私には寄って来ません。ツンデレなのでしょうか。先代のキジトラは誰でもいい。チャイムが鳴ると出てきます。

 ネコの話はいくら話しても尽きないので、今回はこれくらいで。また機会があれば、今までのネコのお話もしたいと思います。