絵本の話(11ぴきのねことのらねこぐんだん)

絵本の話(11ぴきのねことのらねこぐんだん)

 

 家で猫を飼っているので、どちらも興味深く読むことができた。

特に「11ぴきのねこ」シリーズは何度も読み聞かせをしている。昔からある絵本なのでほとんどの人が一度は読んだことがあると思う。

最初の湖に魚を取りに行く話だけは、少し納得ができない部分もあった。どうして平和に暮らしていた巨大魚が食べられてしまわなければいけないのか。その後は怪獣「ウヒアハ」が出てきたり、巨大なアホウドリが出てきたり、悪いことを考えるのだが、その度に大きなしっぺ返し。11ぴきの猫たちの悪戯は失敗してしまう。そして最後の落ち。一つ成長した猫たちがいる。

 「のらねこぐんだん」シリーズはワンパターン的なことをもあるが、それでいて面白い。こちらの方が新しい分子供たちに受け入れられるようである。最初の悪戯をする場面。途中ドッカーンと爆発する場面ではどの子もびっくりしたような顔をして聞いている。アイスクリーム工場や寿司屋など子供たちが好きなものがたくさん出てくる。一生懸命に知恵を働かせるのだが、そこで大きな失敗をするのが「のらねこ軍団」そして最後には反省するところも可愛い。

 文才がないためにうまくこの絵本の面白いところを伝えることができないが、子供に読み聞かせをしても後悔することは絶対にないと保証することができる。

 

閑話休題

 我が家にも猫がいる。先代のキジトラは少し抜けていたが誰が来ても出てきて膝の上に乗ったりした。ソファーで寝ているとお腹の上に乗ってくることもあった。きっとこの二つのシリーズに出てくる猫はキジトラの猫なんだろうなと思った。