教科書に名前を書くこと

名前を書くこと

 

 2年生くらいの子供の教科書やノートを見てみると自分で書いたものをよく見かける。名前ペンの先が潰れてしまい、なんて書いてあるのか分からなかったり名前を書く欄から大きくはみ出してしまったりしている名前もある。子供の教科書やノート、持ち物などに名前を書くときにどのようにして書いているだろうか。わたしはお父さんやお母さんが心を込めて書くことをぜひお願いしたい。

 子供が産まれた時に姓名判断や有名人など大人になったときのことを考えて名前をつけた保護者も多いはず。私の場合も産まれてから考えて届け出ギリギリの2週間目で市役所へ行った。途中姓名判断のアプリを貸してくれた先生がいたが、考えた名前全てダメ出しされてしまった。そんな思い出がある。

 子供が名前を見るときはどんな時だろうか。

 一つ目はテストなどで名前を書くときにどんな時だったか忘れてしまった時。

自分の名前を漢字でどのように書くのか忘れてしまうのは低学年の子供ではよくあること。その時に大人が丁寧に書いた字を見れば、名前に使われている漢字を思い出すこともできる。当然子供は手本とする字以上の字を書くことはできない。

 二つ目は提出されたノートや課題を返すとき

 子供たちが手分けして配ることも多い。字が丁寧に書かれていなければ誰のノートなのか名前を見ても分からないということもある。

 

 さらに、大人が丁寧に名前を書くことは、物を大切に使うことや自己肯定感を高めることにつながる。

 大人が丁寧に書いた自分の名前を見て子供はどう思うだろうか。さらに名前の由来など話しながら名前を書けば、名前に込められた思いを知る機会にもなるだろう。そして教科書やノートの名前を見る度に保護者の思いを考えるだろう。

 

 ぜひ、保護者の方に丁寧に名前を書いてほしい。