絵本 にゃーご

絵本 にゃーご

 今日は「にゃーご」(宮西達也作)を紹介する。2年生の教科書(東京書籍)にも掲載されているので読んだことのある人も多いだろう。私はここに出てくるネコがとても好き。先代のネコがニャーゴと同じキジトラのネコ(アー子)だった。ニャーゴを読む度にアー子のことを思い出す。ここに出てくるネコも心優しい。ここに出てくるネコは「にゃーご」としか言わない。本当はなんと言っているのか、考えながら読んでいく。どんな声を出して読むのか、読み手の工夫も必要。ハラハラしながらも最後は食ってやろうと思っていたネズミの子供たちから桃をもらって何もせずに帰って行ってしまった。

 

同じ作者の絵本に「おまえうまそうだな」などティラノザウルスが出てくる作品がある。これもとても好きだが、同じ作者か作ったとは思えなかった。しかし、宮西さんの優しさは感じることができる。

数年前に近くの美術館で宮西達也展があり見に行った。ちょうどその時に作品の説明をしている宮西達也さんを見かけた。くることが分かっていたら、もっと早くきたのに残念。

 

閑話休題

我が家にいたキジトラのネコも誰に対しても擦り寄っていくような人懐っこさというのか警戒心が全くなかった。カバンを置いておくといつの間にか入ってしまったり、お客さんが来ると玄関先までやってきたし、座っていればいつの間にか膝の上に座ったりしていた。この「にゃーご」を読むたびにアー子を思い出してしまう。