病気について話そう1
病気について話そう1
61年も生きているといろいろな病気になった。実際20年ほど前だったら2回ぐらいは死んでいるかもしれない。その分妻には心配をかけてしまった。
1つ目は心筋梗塞
15年ほど前の1月後半。高血圧をそのままにしておいたら、胸が痛くなり始めた。階段を上がるのも苦しかった。父親も狭心症だったので遺伝だろうか。その後早朝あまりに胸が痛くなったので妻に病院まで連れて行ってもらう。来た時には歩いて入ったが、診察が終わった時には車いすだった。2週間ほど入院する。
その時には6年生の担任をしていたので、卒業に向けての準備がどうなっているのか心配でたまらなかった。一緒にやっていた先生は新任2年目。いろいろな面で心配をかけてしまった。
2つ目は白血病
池江さんと違っているのか、慢性骨髄性白血病。9年前の検診で見つかる。6月のこと。わざわざ検診担当の方が来てくれて検査値に異常があることを伝えてくれた。その時には部活(ミニバス)の指導をしていて、全く信じることができなかった。養護教諭の先生が手を握って「だいじょうぶだよ」と心配そうに言ってくれたことを思い出す。
そして心筋梗塞で掛かっている病院にちょうど血液内科があったので受診する。その時には薬による標準的な治療方法が確立されていたので、医師の対応もそれほど深刻なものではなかった。血液検査を行い慢性骨髄性白血病とのこと。薬をもらって帰る。入院することもなかった。
しかし、何も体調の変化もないのに受診。さらに処方箋薬(タシグナ)を飲まなければならない。3割負担で1錠1千円。それを1日4錠飲む。1か月12万。2か月に1回の診察だったので窓口での支払いは24万ほど。高額医療費の申請をしなかったので心筋梗塞の診察と合わせると30万近くになることもあった。
実際には共済組合からの補助があり、実際の負担は4000円ほど。カード払いにしたのでポイントが3000円ほどになった。(プリンターのインクは純正だったが、ほぼカードのポイントで支払うことができた)
定年後支払い続けることができるか心配していたが、1年ほど前から検査結果が良いので飲まずに済んでいる。
病気のことを考えると、どこまで生き続けることができるのか心配になる。今年は自分より若い先生の奥さんから喪中はがきが届いた。また10月には5つ以上若い先生がなくなったという連絡も入っていた。
退職後生活は楽とは言えないが健康に関する出費は節約しないようにしたい。