特別支援のアイデア 100均

特別支援のアイデア 100均

 

 特別支援学級の生活単元の授業として近くの100均での買い物を行った。お誕生日を迎える子供がいると、100均で買ってきたお菓子を食べてお祝い。前の年まではケーキ屋さんまでケーキを買いに行っていたのですが、金額がバラバラなことや生クリームを食べられない子供がいて計画変更。

 以前スーパーの食品売り場に買い物に行った時には、好きなお菓子を見つけて走っていってしまったり、動かなくなったりと大変な思いをしました。

 そこで100均で自分の好きなお菓子を買うことにしました。並んでショッピングセンターの中にあるダイソーまで行き、そこでお菓子を買うことにしました。一人108円なので110円を財布に入れて「交通ルールを守ってさあ出発!」

 ダイソーに着くとお買い物開始。日頃買い物に行くと言う経験のほとんどない子供たちですが、今回は好きな物を選ぶことができます。中には母親と事前に買い物の練習を家庭で済ませておいてくれた子もいました。

 お菓子コーナーはそれほど広くないので、教員の目もよく届きます。中には2個で100円とか3個で100円などのお菓子があること。そういったお菓子はレジの方も困るので並ぶ前に事前チェック。

 レジでは商品を出して、その後学校から持ってきた110円を払います。そしてお釣りの2円とレシートを貰います。お金は学級費から出しているのでレシートはすぐに回収。全員揃うとまた並んで学校まで戻ります。

 

良かったこと

・「買いたいものを見つける」「レジに並ぶ」「レシートとお釣りを忘れずにもらう」など買い物に必要な経験をすることができる。

・どれを買っても108円なので不公平感がないこと。

・いろいろなお菓子から自分の食べたいお菓子を選ぶことができる。

・レジの人に「お願いします」「ありがとう」など、人と関わることができる。

 

問題点

・担任2人と支援員さん3人で10人の子供と一緒に行きましたが、人数的にはこれが限界。学校の外に出るので、これ以上増えたり、障害の重い子供がいると難しいかも。

 

 

 

これから

・これからはキャッシュレス決済が主流になってくるのでは。お釣りのことを考えなくてもプリペイドカードを使えばお釣りの貰い忘れを心配しなくてもいいし、保護者が決めた金額だけを入れておけば使い過ぎることもない。