テストについて

テストについて

 テストについて語るのは2度目。周りの若い先生たちの話を聞いていると、「○○君はテストができない。やるきがない」などと言っていることがある。しかし、ほんとうにこれでいいのか、考えてほしい。

 

できないのはだれの責任

 できない問題があったときに、自分の教え方に問題があったとは思わなかったのだろうか。計算で間違えていれば「これから計算に力を入れよう」日本語教室に行っている子がいれば「問題文にルビを付けてあげよう」など、少しでもいい点を取らせたい、(この場合は「とってほしい」といったほうが適切)と思いたい。

 私の場合×を付けるときには「ごめんなさい」という気持ちで付けていた。逆に丸を付けるときは自分のやってきたことの成果。うれしくなった。

 

関心・意欲低いのはなぜ

 同様に関心・意欲・態度で低い評価をつけて何とも思わない先生もいる。関心・意欲が低いということは、教師自ら今回の学習は「つまらないものでした」と認めていることになる。自分の時にも低い評価を付けたことはあるが、その時には、心の中で「つまらない授業でごめんなさい」という気持ちだった。

 

 そろそろ学年の終わりも見えてきて、業者の学力テストを実施する学校もあるのでは。その時になって、自分の教えている子供たちの学習結果がわかる。どこの学校でも最初の集団の学習能力はそれほど変わらないはず。子供のせいにせず結果を謙虚に受け止める必要があるだろう。

 学校平均をよくするために、間違っても特別支援に入れる(テストを受けさせない)ということのないようにしたい。

 

閑話休題

 某小学校に赴任して1年経った時学力テストを行った。何とか全国平均レベルだったがその時の教務から「うちの学校は全国平均で安心していてはだめ。それより上をいくこと」と言われてしまった。テストの1週間ぐらい前に、対策プリントを配ってもそう簡単に上がるものではない。毎日の授業が大切。