教員しか知らない春休み

教員しか知らない春休み わたしの勤めている小学校では昨日(3月24日)が修了式。(1学期と2学期の終わりは終了式)1年の終わりである。久しぶりにスーツを着ていったのだが、服が縮んでしまいたいへんだった。放送での終了式なので普通の服でもよかっ…

いじめからは逃げて!

いじめからは逃げて 名古屋市女子中学生自殺事件について 「今月9日に亡くなった名古屋市立中学1年の女子生徒について15日、名古屋市教育委員会はいじめによる自殺の疑いがあるとして、事実関係を調査し始めたことを明らかにしました。」本当に胸が痛む…

文房具やノート、教科書の名前は大人が書く

文房具やノート、教科書の名前は大人が書く 新年度に向けて、ペンケースなどの学用品を買われた家庭も多いのでは。記名はぜひ保護者に書いてほしい。中にはもう名前が書けるのだから子どもに書かせている家もあると思うが、子どもの学びを考えるとマイナスが…

教員を殺す記事(福島民報)3

教員を殺す記事(福島民報)3 自分の体験をお話ししたい。私の場合3学期に3度入院した。最初に入院したのは1995年。入院して病室でテレビを見ているとサリン事件を伝えるニュースが流れていた。胆嚢にポリープが見つかったために取ることになった。入院だ…

「旅立ちの日に」が消えた卒業式

「旅立ちの日に」が消えた卒業式 YouTubeでたまたま目に止まった「旅立ちの日に」。今まで卒業式で何回聞いたことだろう。6年生の担任として、指揮をしたこともある。当然練習の時には、「もっと大きな声で」「姿勢が悪い」など注意することもあった。しかし…

教員を殺す記事2

教員を殺す記事2 昨日「教員を殺す記事」と言う内容でブログに上げた。人の生き方を否定するつもりはない。しかし、もっと命を大切にしてほしいと言う観点から今日のブログを始めていく。 昨日現職で亡くなった先生は、最初に赴任した学校で一緒だった。そ…

教員を殺す記事

教員を殺す記事 卒業見届け天国へ 福島東高教諭日高さん 教え子との時間大切に について考える。福島民報にこのような記事があった。Yahoo!ニュースにも出ていたので知っている方も多いだろう。 福島市の福島東高教諭の日高郁子(ひだか・いくこ)さんは、担…

日本語教室2(語彙を増やす)

日本語教室2(語彙を増やす) 今回、日本語教室で語彙を増やすのにどのような方法を取ったかお話したい。語彙は物の名前もあれば感情を表現する言葉もある。日本で暮らすためには相当数の語彙を理解させる必要がある。日本で育った子供なら、小さい時から自…

日本語教室から1

日本語教室から1 ここで書こうと思っていることは、外国にルーツをもっている子どもにだけ当てはまる問題ではないだろう。日本人の子供についても、中には同じような悩みを持っている子供もいるはずである。 この頃Netflixで韓国ドラマを観るようになった。…

カエルの子はカエルについて

カエルの子はカエルについて 今日は教員の子供は教員が多いと言うことを功罪含めてお伝えしたい。 私の父親は教員だった。自分にとって教員という職業は身近なものだった。そして高校3年生の時の進路決定の時に地元の教育大学を選んでしまった。そして見事に…

放課後デイについて2

放課後デイについて2 放課後デイについて、昨日に続いて書いていきたい。 雨後の筍のように、ここ数年でいろいろなデイができてきた。前々から障害者向けの施設を経営していたところもあれば、新しく異業種から参入してきたところもある。中には、複数の教…

放課後デイについて1

放課後デイについて1 「放課後デイ 相次ぐ行政処分」について、これは今日(2021年3月14日)朝日新聞に載っていた記事である。支援学級の担任から意見を述べてみたい。 特別支援学級に入っている子供たちは、学童クラブに入れることはなかなか難しい。障害…

宿題について

宿題について 原則宿題を出すのは好きではない。しかし、出さないと保護者からのバッシングがあるので仕方なく出している。中には宿題で出さなければならないこともある。社会科の授業では「買い物調べ」生活科で子供の頃のことを聞いてくる活動などは家庭で…

教師として大切なこと

教師として大切なこと 自分の会社で作っている製品の悪口を言う社員はいるだろうか。しかし、教員の世界ではそれがまかり通っている。「今年の子供たちは計算ができなくて困る」「今年の子供たちは落ち着きがない」など、自分が担任している子供たちがいかに…

来年に向けて(理科)

来年に向けて(理科) 学年は3月で終わり4月からは新しい学年となる。しかし、理科が相手にしている自然は冬から春、そして夏へと変化していく見応えのある時期でもある。これからの準備が理科好きの子供を育てることにつながる。 園芸店に行くとジャガイモ…

東日本大震災3

勤めていた小学校では、東海、東南海地震に備えて以前から防災教育を行なって来た。そのために阪神淡路大震災ではNHK特集などを録画して子どもたちに見せた。子どもたちは震災の恐ろしさを目の当たりにしてどのような備えが必要なのか考えさせることができた…

東日本大震災の思い出2

東日本大震災の思い出2 防災学習 私が勤めていた小学校では東日本大震災以前から防災のための授業が行われていた。6年生の総合的学習の時間で防災について学習していた。しかし、東日本大震災以降実際に被害地に行った消防隊の人から話を聞いたりした。YouT…

東日本大震災の思い出1

東日本大震災の思い出1 最初にお断りしておく。私の住んでいるところは、中部地方であり東日本大震災の被害はなかった。地震の直接の被害よりもテレビや新聞を見ての心の傷の方が大きかった。しかし、所詮直接被害に遭われた方々の心の傷とは比べ物にならな…

梅林公園へ行ってきました

梅林公園へ行ってきました コロナの緊急事態宣言も私の住んでいる県では解除されました。自分の感染リスクを考えると家で引きこもっていた方がいいとは思うのですが、自粛疲れというのかこの陽気で外出したくなり梅林公園へ行ってきた。コロナによる自粛以降…

はたらく細胞(アニメ)

はたらく細胞 一応中学校の教員をしていたことがある。教科は理科なので自然科学には興味がある。テレビで見ていたら、今「はたらく細胞」というアニメが流行っているという報道があった。さらには中学校の理科や高校の生物の授業で使われているということだ…

定年のビフォーアフター3(料理編)

定年のビフォーアフター3(料理編) 再任用で半分の勤務のため木曜日と金曜日は勤務がない。そのために家事の分担もそれなりにある。妻に言わせれば何もしていないと言うだろう。また定年になって料理も始めてみたが、いくらYouTubeを見てもレシピを見ながら…

定年のビフォーアフター2

定年のビフォーアフター2 病気をしている、コロナの流行という理由もあるが家庭生活も大きく変化した。定年で生まれた時間の半分は妻のためのものだと考えるようにしている。 自分の部屋がなくなった 定年前、勤務していた頃は自分の部屋で過ごすことが多か…

定年のビフォーアフター

定年のビフォーアフター 定年からほぼ1年が経とうとしている。この1年を総括しようと思う。教員だったので退職は3月31日。 退職金について 1年程前から某信託銀行が教員OBによる退職後の生活についての説明会を開く。まだ退職金について考える前に口座…

手帳について 定年による変化

バレットジャーナルをシステム手帳にしようか、悩んでいるとお話した。 それで、近くにある比較的大きな文房具店に行った。バインデックスのリフィルは置いてあったが、3.5ミリ方眼しかない。5ミリ方眼はコピー用しても線が出ないと言うことで、青のライン…

手帳について(GTDからバレットジャーナル)

手帳について(GTDからバレットジャーナル) しばらくはGTD(Getting Things Done)にハマっていたこともあった。とにかく頭の中にあることを、特にしなければいけないことについては、思いつくまま書き出すようにした。しかし、成績処理のように必ず期日ま…

また、手帳の虫が

また、手帳の虫が 40年ほど前からシステム手帳を使っている。最初に手にしたのはバイブルサイズのファイロファックス。当時バインダーと基本的リフィルのセット3万円ほどした。何年か市販のリフィルを使ったが、パソコンを使うようになり自分で必要なリフィ…

日記指導について

日記指導について 自分の中では学級経営の中心として日記指導を考えている。(1年生以外) 残念ながら、勤めている小学校で日記を書かせていると言う話を聞かない。一日声をかけられなかった子供や目立たない子との交流の場になるのにどうして行わないのだろ…

教員の特殊な世界

教員の特殊な世界 よく教員の間では自嘲的に「教員の常識は世間の非常識」などということがある。現職で勤めている頃には、それほど感じなかった。しかし、定年を迎え少し離れたところから見るとおかしなところが見えてくる。 学級担任。小学校では大学を卒…

あだ名について

あだ名について 数日前のヤフーニュースに「『あだ名』禁止いじめ減らず」という記事があった。「あだ名を禁止してもいじめはなくならない」というものだろうか。この記事を書いた人は、自分の思いと違うあだ名をつけられたことがないのだろう。 この記事を…

老い支度 定年になってから始めたこと

老い支度 定年になってから始めたこと 定年になり、時間的なゆとりはかなりできた。その分金銭的なゆとりがなくなってしまったのだが。問題はこの時間をどのように使うのかということ。実際には思っていたほどには多くない。今日も午後からは妻の買い物に付…