来年に向けて(理科)

来年に向けて(理科)

 学年は3月で終わり4月からは新しい学年となる。しかし、理科が相手にしている自然は冬から春、そして夏へと変化していく見応えのある時期でもある。これからの準備が理科好きの子供を育てることにつながる。

園芸店に行くとジャガイモとキャベツを見かけるようになった。来年度に向けてそろそろ準備を始めなければならない。ジャガイモは6年生でデンプンの実験、キャベツは3年生でモンシロチョウ観察に使う。4月になって植えようとしても、数が揃わずに探し回ることになる。特にキャベツには3月後半ぐらいからモンシロチョウが卵を生みつけ始める。幼虫の餌にもなるのでスーパーで買って来たキャベツは使うことができない。また、遅くから生みつけられた卵には蜂の幼虫が入っている場合が多く、蛹からモンシロチョウになって飛び立つところまで見ることができない。

ストップウォッチはちゃんと動くだろうか。先日ストップウォッチが電池切れで使えないということがあった。電池を交換しようと思っても裏のネジが硬くて開けることができない。更にやっと開いたと思ってもボタン電池の種類が違っていた。学校では使おうと思っても整備されていないために使えないということがよくある。

 ガスボンベのチェック。この頃は加熱するのにアルコールランプではなくガスコンロを使うようになった。ツマミをひねるだけで簡単に火を点けることができる。しかしガスがどれだけ残っているか分からない。実験の途中でガスがなくなって火が消えるというのは正確な実験ができないだけでなく、危険な場合もある。

掲示物の情報は古くなっていませんか。

 パソコンなどの掲示はすぐに古くなってしまうので、常に新しい掲示になっているように再点検が必要。情報の古いものはさっさと処分

学年末で忙しい時期ではあるが、理科は時期が遅れると実験や観察が難しくなることも多い。ぜひ計画的に進めていただきたい。