文房具やノート、教科書の名前は大人が書く
文房具やノート、教科書の名前は大人が書く
新年度に向けて、ペンケースなどの学用品を買われた家庭も多いのでは。記名はぜひ保護者に書いてほしい。中にはもう名前が書けるのだから子どもに書かせている家もあると思うが、子どもの学びを考えるとマイナスが多い。学校に行けばプリントなど嫌というほど名前を書く。特に記名する場合名前ペン(油性ペン)を使って書く。やり直しが難しい。特に小学生では、字が枠に収まらない、ペン先が潰れて何て書いてあるのか分からないことも多い。
保護者が丁寧に子供の名前を文房具などに書くこと以下の3点でプラスになる
なくすことが少なくなる
文房具などになぜ名前を書くのか。それは落としたりした時に誰の物なのかはっきりさせるためである。落とし物を見ると名前が書かれていなかったり、読めない字で書かれていたりすることが多い。学校では名前が書かれていれば、すぐに持ち主に返っていくのである。
子供がノートに丁寧に字を書くようになる。
教科書やノートに書かれて名前は子どもが毎日見ることになる。名前が下手なら、中に書かれている文字がどうなるか、言うまでもない。係活動で「配達係」というものがある。宿題のノートなど担任のチェックが終わった後係の子どもが返す場合もある。その時に子どもの字では判別できないことも多い。
自己肯定感を高める。
さらに名前を書くときには、どのような思いで名前を考えたのか話してほしい。自分の名前に由来にあらためて気づき保護者の思いを知ることができる。そうすれば自己肯定感も高まるはず。
物を大切にする心が育つ。
字が上手でない、など名前を書くことに躊躇される方もいるかもしれない。大切な子どもの名前、練習することも大切。忙しいかもしれないが、昔は算数セットの数え棒一本一本に名前を書いたものである。それでもダメならテプラやネームランドでもいいと思う。保護者の方が一生懸命に自分の名前を書いてくれたというだけで、その物に対する愛着も増すはずである。
せっかく新しく買った文房具でも名前のところがはみ出ていたり、名前が読めなかったりすればだんだん愛着も薄れ、使い方もいい加減になってくる。
落とし物など見ると、名前がせっかく書いてあるのに薄くなって読めなかったり子供の書いた字で誰の物なのか分から買ったりすることもある。一度点検してほしい。