定年のビフォーアフター3(料理編)

定年のビフォーアフター3(料理編)

 再任用で半分の勤務のため木曜日と金曜日は勤務がない。そのために家事の分担もそれなりにある。妻に言わせれば何もしていないと言うだろう。また定年になって料理も始めてみたが、いくらYouTubeを見てもレシピを見ながら作っても妻の料理には勝つことができない。最初のうちは1から作っていたが、だんだんホイコウロウなどの市販のレトルトを買ってきて作るようになった。性格にもよるだろうが、レシピ通りに作らないと気が済まない。妻は見ていて最後に出し醤油をかける。これができない。

 休みの関係で木曜日に作ることが多かった。作り始めてしまえば、料理自体それほどかからない。しかし、何を作るのかと言うことについては本当に悩んだ。金銭的なことや家族の好みもある。月曜日からレシピ本を見たり、YouTubeの料理チャンネルを見たりクックパッドで調べたりして何ができそうか悩む。最初は自分が食べたいものというのが一番だったが、だんだん簡単に作ることができるものに選択の基準が変わっていく。やっと1品作ると副菜は妻が簡単に作ってしまう。妻はよくやっていると感心したのもこの頃。調味料などを1つ1つ買うよりもクックドゥなど買ってきた方が安上がりだし、食材に無駄がない。ホイコウロウなどは家族も喜んでくれた。

 5時くらいから作り始めると、6時にはできてしまうことが多い。食事が始まる時にはもう一度温め直さなくてはならない。こんなことをしている間に、結局料理は妻が作ることにもどってしまった。本来ならこのブログにも、今日作った料理は〇〇と言って写真でもアップできるとよかった。「趣味は料理」と言えるようになりたかったのだが、ハードルが高かった。

妻は私の健康のために塩分まで考えなければならない。調味料のほとんどが「減塩」だんだん薄味にも慣れてきた。妻には頭が下がるばかり。妻と子供は醤油をかけているが気にならなくなった。