教員を殺す記事2

教員を殺す記事2

昨日「教員を殺す記事」と言う内容でブログに上げた。人の生き方を否定するつもりはない。しかし、もっと命を大切にしてほしいと言う観点から今日のブログを始めていく。

昨日現職で亡くなった先生は、最初に赴任した学校で一緒だった。その後中学校では柔道部の指導を行うぐらいの元気な人だった。昨年の2月に訃報が届く。癌だったとのこと。2学期からは入退院を繰り返していたと言う話を他の教員から聞く。卒業式前だったので卒業式の準備など大変だったと思う。ちょうどお子さんが教員になり、今年からという時期での訃報だった。

もう一人の先生について直接接点はなかったが、奥さんとは同じ学校の同じ学年を担当したこともある。亡くなられた先生も中学校に務めていた時にはソフトボール部の監督として浅黒くとても元気そうだった。この先生は昨年の12月ごろに訃報連絡が入る。

教員は「この行事が終わったら」と考えているうちに病気が進行してしまう場合がある。上で挙げた二人の先生の場合もそうだったのだろう。私も一昨年3月からGWにかけて病気(心筋梗塞)のために休んでしまった。通知表や入学式のことも気になった。医者に退院したいと言っても許してもらえなかった。そのときは自分がやらなければととても焦っていた。

しかし、GW明けに学校に出ていけば、提出書類も含めて全て終わっていた。申し訳ない気持ちになったが、次回に逆の立場になれば積極的に手伝いたいと考えた。

そして無事に定年退職から1年を迎えることができた。しかし二人の娘はまだ決まった相手がいるわけではない。まだまだ自分が生きていかなければならない。父親、家族の代わりはいないのだから。

二人の先生の冥福を祈る。決して二人が選んだ死ではない。家族のためにもっと生きたかったに違いない。