今年の子どもはできが悪い
今年の子どもはできが悪い
「今年の子どもはできが悪い」職員室ではそろそろ聞こえてきそうだ。しかし、世の中に自分の関わっていることや物に対して悪口を言っているのは教員ぐらいなものである。もしトヨタのセールスマンがトヨタの車の悪口を言っていたら誰が買うだろうか。
子供が悪いと言う前にどうして出来が悪いのか、課題を解決するためにはどうしたら良いのか考える必要がある。
ブーメラン
子どもに悪いところがあるなら、担任だったら悪いところを直していけばいいだけのこと。懇談会で子どものマイナス点は言わないこと。もしどうしても伝えなければいけないことだったら、必ず改善するために、今後どのようなことをしていけばよいのかということもセットで伝えていかなければいけない。
「忘れ物が多い」というだけだったら誰でも言うことができる。しかし、専門職というならどうして忘れ物が多いのか、忘れ物を減らすにはどうしたらいいのか提案する必要がある。
家で連絡帳を見ていない。朝教科書などをランドセルに入れている。どこに必要なものがあるのか分からない。などの理由が考えられる。
保護者の方は、懇談会で子供のマイナス点を言われたら、にこっと笑顔で「どうしたらいいですか?」と聞いてみてほしい。できないところがあれば、それに対してどう対処するのか提案し実際の授業で行っていくのが専門職たる教員の仕事だろう。
子供のマイナスを言っている教員に対しては手痛いブーメランが戻ってくることになる。
学校でのPDCA
学校では毎時間PDCAの連続である。子どもの実態から、授業のプランを考える。考えたプランをもとに授業を行う。そしてプランはよかったのかチェックを行い次の授業のプランを考える。これが許されるのは教員ぐらいしかない