コロナが学校にも2

コロナが学校にも2

 教員にも朝の健康チェックが義務づけられるようになった。体温の測定をしていかなければならない。

 聞いた話だが、今日1年生の子供が「気持ちが悪い」と言って保健室に行ったところ、体温が37度越え。すぐに母親に連絡を入れたのだが、なかなか通じない。仕方がないので父親の方に連絡して迎えに来てもらうということがあった。6年生の兄も一緒に帰る。この子供たちが陽性だった場合には、学校はどのような対応を取るのだろうか。

 

 ここ数日、感染者数がかなり多くなっている。しかし、授業は同じように行われている。昨年のこの時期には、学校は休校になり家庭で過ごしていたのとは大きな違いである。教員と比べると子供たちの危機意識はかなり低い。保護者の意識も高い人もいれば、それほど高いとは言えない人もいる。公立小学校なので、色々な家庭の子供が教室の中にいる。中には、仕事があるので、多少体調不良でも学校に行かせる保護者が出てくる可能性もある。アクリル板もどこにもない。あるクラスでは距離は離れていたが、音読発表会を行なっていた。いくらマスクをしていても、感染の恐れがある。

 また、鉛筆やノートは殺菌されないまま使われている。家庭でのコロナが学校に持ち込まれる可能性もある。

 

 子どもが登校してきている限り、教員には在宅ワークは行うことができない。昨年度は子どもが来ていなかったので、一部の教員の在宅ワークは行われていた。しかし、今年のように子どもが来ている状態では、教員は学校に来るしかない。

 

 マスク、手洗いなど昨年度から感染を防止する方法は変わっていない。それで感染が広がっているのだから、何らかの新しい方法を考えることが必要なのでは。基礎疾患がある自分としては、早くワクチンが広がることを期待している。

 さらに教員がコロナに感染すれば、世間から意識が低いと言われ子供に感染させてしまえばさらに厳しいバッシングが待っている。

 

 コロナからどのようにして自分を守ることができるのか。実際にはコロナの前で教員は無防備であるとしかいうことができない。教員はこう言った面でもブラックとしか言えないのだろう。