子供が学校に行きたくないと言ったら-保護者にできること-

子供が学校に行きたくないと言ったら-保護者にできること-

 

 GWや夏休みなどが終わると学校に行きたくないと言う子どもが出てくる。保護者の方にとっては、大きな問題が発生したことになる。しかし、大切なことは原因が学校である以上学校に相談することが必要。朝ぐずっていても、なんとか学校に行くことができるようなら連絡帳に家庭での様子など書いてほしい。担任が学校のことなら何でも知っていると思うのは大きな間違い。また、担任も学校が嫌いになって不登校になられるなら、配慮はしてくれるはず。

 大切なことは、担任と敵対関係になるのではなく子供のためを思い協力し合うこと。いきなり批判的な言葉を書くのではなく、「日頃お世話になっています」くらいの書き始めがよいだろう。(いくら給食を無理に食べさせていることが、学校を嫌う原因だとしても)

 

 担任が知らなかった。

 家に帰ってからの友達関係などは担任も知らないことが多い。また給食の好き嫌いなども、どこまで食べさせることができるのか迷っている場合も多い。また30人近く子供がいると一人一人の状況まで目が届かないのが現状。「学校に行きたくない」と言っている現状だけでも伝えておくべきだろう。

 思ったような対応がすぐに行われるわけではない。交友関係が原因でも席替えなどもすぐにはやってもらえないだろう。次の席替えの時には配慮してもらうことができるだろう。

 

学習に対しての不安

 「勉強が分からない」とか「面白くない」などの理由から学校に行きたくないという場合もある。勉強の先取りなどで対応することもできる。

 

いろいろな理由はあると思うが、子供の話を聞くこと。大切なのは黙って聞くこと。おうむ返しのように、子供が言った言葉を繰り返すだけでも効果がある。

子「学校に行きたくない」

保「学校に行きたくないんだ」

子「給食で嫌いなものが出るから行きたくない」

保「給食で嫌いなものが出るんだ」

このような感じで子供の言葉を繋いでいくのも保護者にできる大切なこと。