絵本 給食番長

絵本 給食番長(作よしながこうたく 好学社)

 

 わたしが小学生の頃の給食は、牛乳ではなく脱脂粉乳。それも大きなミルクポットのような入れ物に入って教室まで運ばれてきた。お茶碗が大きくなったような食器に入れてもらい飲んだ。それほど嫌いではなかったが、生ぬるい感じが中途半端だった。スプーンは先割れスプーン

記憶では小学校5年生の時に一度食べられなくて残したことがあったが、それ以降教員になってからも含めて残したことはない。その頃と比べると給食の質は格段に向上した。しかし、子供の食べる量も少なくなり、学校では残菜をどのように減らすかが課題となっています。それでも泣きながら食べる子や、休憩の時間になっても食べさせられている子供もいます。自分としては給食の時間は楽しい時間にしてほしいのですが。

 さらに、今年はコロナのためにお話しすることもできず、前を向いて食べるということになってしましました。

今日は、「給食番長」という絵本を紹介します。

給食の時間になると、「みんな 嫌いなものなんか 残しちまって、さっさと 遊びに行くぜ!!」「野菜嫌いだから、残しちゃおうっと」わんぱく小学校の1年2組。番長と呼ばれる子がそそのかしているのです。いつも残り物でいっぱいの鍋を見て給食のおばちゃんたちは泣いています。おばちゃんたちは、一致団結。作るのをやめてしまいます。番長は・・・。

 

閑話休題

教員になってからの給食の思い出といえば、初めて勤めた小学校はセンター方式の給食。時間がくると専用のトラックで食缶や食器の入っているコンテナを取りに来ていました。そのため。ゆっくり食べていると、教室の戸がガラッと開いたかと思うと、用務員のおばさんが「いつまで食っとるだ!」と担任もろとも怒られたこと。給食の話題が出ると、必ず怒られたことを思い出します。