絵本 はらぺこあおむし

絵本 はらぺこあおむし(作エリック・カール 訳 もりひさし 偕成社

 

 この絵本は内容以上に絵が素晴らしい。あおむし、ちょう、リンゴの絵もそれだけでも立派な作品となる。

特別支援学級で担任をしているときに、図工の時間で「はらぺこあおむし」を扱ったことがある。支援学級の子供でも見栄えのある作品ができる。

ネットには「はらぺこあおむし」の塗り絵があるので、それをすこし厚い紙に印刷して使う。事前に塗り絵をあおむしの節ごとに切って型紙にする。

 最初に材料作り。

画用紙に好き勝手に色を塗っていく。クレヨンでも絵の具でも、綺麗な包装紙があればそれでもいい。色の付いた紙をたくさん作らせる。

 次に胴体を作る。

型紙に合わせて、色の付いた紙を切る。同じ色の紙ではなくたくさんの種類の紙を使うとよい。多少はみ出てもいい。切り取った紙を貼り合わせて、あおむしを作る。塗り絵だと単色になってしまったり、隅の方が塗れなかったりするが、この方法なら世界に一つしかない「はらぺこあおむし」ができあがる。

 

閑話休題

先日、教員採用試験の倍率が最低という話題を取り上げた。しかし、私たち教員も考えなければいけないことがある。わいせつ教員の問題である。今日も一人教員が逮捕されたという報道があった。こういった報道があるたびに大半の教員まで「だから教員はダメだ」とレッテルを貼られてしまう。当然教員は誰からも尊敬されない職業になってしまう。当然保護者との信頼関係も無くなってしまう。

 子供が二人いるが、どちらも教員になっていない。子供の幸せを考えたときに、教員になってほしいとは言うことが出来なかった。いつになったら、「教員はいい職業だよ」と言える日が来るだろうか。