学校におけるiPadの活用

学校におけるiPadの活用

 

 学校でどのような場面で使うことができるか考えてみたい。教育用に無印の安いiPadを作ったのは、今後マックブックやiPhoneなどのユーザーを広げるためではないだろうか。しかし、大切なことはiPadを使うことが目的とならないこと。本来の教科の目的があり、その目的を達成するためにどのような使い方があるのかということである。

さらに、使う上で注意しなければならないこともある。そのことまで考えた上で、どのように使っていったらよいか考えていきたい。

 

Pages

 アップル純正のワープロアプリである。しかし、このアプリを使って文書を作っている人はどのくらいいるだろうか。やはりこれからのことを考えるとWordであろう。(互換アプリもある)学校にパソコンが導入された時には、独自のアプリを使わされたこともある。しかし、将来的に需要があるのはワードだった。Pagesはどうなるだろうか。(わざわざワードを入れるとは思わないし)

 

写真

 iPadのカメラ機能を使い、簡単に取り込むことができる。今までならデジカメで撮った写真ファイルをSDカードからカードリーダーを介してパソコンに取り込むという手間なしで行うことができる。

 生活科でも、「春見つけ」など、今までなら探検バックを持って絵に描いて発表してきたものを写真に撮って交流するということも可能だろう。自分のように絵を描くことがとても下手だった子供には救世主となる。しかし、細かいところまで観察させることをどのように意識させるのか考える必要がある。

PagesやKeynoteに使うことも可能。逆に情報リテラシーについての指導がないと面白半分にネットにアップする心配もある。

 

マップ

 ナビが出回るようになり、地図の出番はかなり少なくなった。さらにグーグルマップなどで紙の地図を見ることもほとんどない。コロナ禍で外出ができなくなった分マップでお出かけ気分を味わうこともできる。

 社会で土地の使われ方など学習することができる。

 

 タブレットのアプリを使うことで多くの情報を簡単に手に入れることができるようになった。しかし、多くの情報をどのように整理していくのか、これからの課題になってくると思う。情報に振り回されることなくどのように活用していくのかが今後の課題。