小1の壁 保育園との違い

小1の壁 保育園との違い

 

 「小一の壁」という言葉がある。保育園や幼稚園に上がる時にどのような壁があるのか、小学校と保育園との違いについて考えてみたい。

 

男の教員がいること

 当たり前のことであるが、小学校には男性の教員がいる。子供たちにとって家族以外の男性の大人と一緒に遊ぶというのはそれ程経験があるわけではない。また家庭での保育もお母さんが担っているところが多いと思う。1年生の担任の中には中学校から転任してきた教員もいる。教員の方もどのように接したら良いのか戸惑っているのだが。

1年生の担任をしたことがあるが、今まで家庭ではほとんど子供の世話は妻に任せっきりだったので、最初はどのように対応すれば良いか迷った。

 

新しい友達ができること

 今までも友達はいたと思うが、家が近かったり保護者が友達だったりすることで一緒に遊んでいた。しかし、これからは一緒に遊んでいて面白い、共通の遊びがあるなど子供自身が友達を選ぶことになる。また逆にいじめも出てくるようになる。保護者がアンテナを高くして子供を見守ることが必要。

 

保護者の役割が大きくなる

 保育園や幼稚園の方が保護者の役割が大きくなるというのは、小学校の教員からすれば間違いである。まず帰りが早くなり家で過ごす時間が増えます。特にGWまでは昼過ぎに帰ってきます。学童に預けることも可能ですが、全員の子供が行くわけではありません。また、宿題をやらせることやゲームの管理なども必要になってきます。子供の自主性なのか我儘なのか見極めることも必要。時には頑固な保護者になってください。

 

 小学校に入学して、まだまだ保護者の方の子離れができていない状況だと思います。教員の中で「黄金の三日間」という言葉があります。学級をうまく軌道に乗せるために最初の3日間が大事だということだが、家庭でもGWまでにきちんと小学校生活を送ることができるように、「小一の壁」を乗り越えてほしい