がんばれ!池江璃花子さん

がんばれ!池江璃花子さん

池江璃花子さんのオリンピック出場が内定したことに非常に感動している。訳は自分も白血病に罹ったから、自分のことのようにうれしいし、白血病の患者に勇気を与えてくれたと思う。また他の人たちにも「白血病は治る病気だ」ということを教えてくれた。

 自分が小さい頃は、白血病というと不治の病。若くして死ななければならない、テレビドラマでもよくそのような設定になっていた。

 

白血病について知ってほしいこと。

死ぬ病気ではないこと

 白血病イコール不治の病というイメージが非常に強いです。しかし、白血病の種類によっては、薬によって今までとほとんど変わらない生活を送ることもできます。検査で白血病と診断された時には、訳がわからない状態でした。しかし、血液内科の医師はとても気楽そうに「薬があるから」と話してくださいました。ネットで見ても慢性骨髄性白血病の場合はほとんど押さえ込むことができるということでした。他の種類の白血病でも医療は進歩しているのです。

 

白血病にもいろいろな種類があること

白血病は進行パターンにより「急性」と「慢性」に分けることができます。またがん化した細胞のタイプから「骨髄性」と「リンパ性」に分けられます。自分の場合は慢性骨髄性白血病。これは入院する必要もなく、分子標的薬を使うことでほぼ普通に生活できるまでになります。

 

分子標的薬が高いこと

 分子標的薬の値段がとても高いのです。健康保険の3割負担でも1錠千円それを朝と夕方に2錠ずつ計4錠服用します。そうすると1日で四千円。2ヶ月に1度の診察でよかったのですが、検査代と合わせて28万円ほど。高額医療になるので、その制度を利用しても2ヶ月に8万円の負担。1年では48万円の負担になります。さらにこの出費がずっと続くわけです。現職で教員をやっていた時にはそれ以外にも助成制度があったので、それ程の負担ではありませんでした。しかし、せっかく治療することができる病気なのに、治療費のために断念してしまうケースもあるようです。

 幸い現在は服用を止めて医師による経過観察で過ごしています。

 難病指定になれば、医療費がかからないとのこと。

 

オリンピックでは池江璃花子さんの応援をしたい。日本のためにということではなく、自分のためにオリンピックを楽しんでほしいと思っている。

カンバレー!!