入学するときに身につけておいてほしいこと

入学するときに身につけておいてほしいこと

 この時期の雑誌を見ると、入学する時に「ひらがなは全て書けるようにしておく」「簡単な足し算はできるようにしておく」などの記事を見ます。しかし、学校ではそのような力をつけておく必要はありません。学習に関しては、それぞれの教員がきちんと指導します。では、入学時にどのような力をつけておく必要があるでしょうか。実際には学力よりも集団での行動ができること。身の回りの整理ができることの方が重要なのです。

 

1早寝早起き

通学班での登校が始まります。GWぐらいまでは班長さんがお迎えにくる学校もあります。お迎えに来てもらった時に、すぐに家を出ることができるか、そこで待たせてしまうかでは大きな違いがあります。それからの登校でも、通学班の子を待たせるというのは、問題の始まりです。早寝早起きの習慣をつけてください。そのためには保護者の方も早寝早起きをしてください。

 

2一人で脱ぎ着できるように

 お子さんは脱いだ服を畳むことができるでしょうか。体育で体操服に着替えたり、プールのために水着に着替えたりします。プールが始まる前には、濡れた水着も脱げるように練習しておきましょう。今は教師の方がセクハラに敏感です。水着を脱ぐ時には、子供たちだけで行うことになります。(男子の着替えには男の教員、女子の着替えには女性の教員が入ることもあります。さらに着替えが遅いと、他の子が入ってくることも)

服の前後ろがはっきりしている服やどちらが前なのか分かるようにワッペンなど貼っておくこともやっておきましょう。

 

3給食に備えましょう

 給食が始まると、食べることができなくて休憩時間になっても食べさせられている子もいます。中には泣きながら食べている子もいます。担任の考え方次第なのですがかなり厳しい教員も多いことは確か。好き嫌いはないと思っていても。実はお母さんが好きなものしか作っていなかったというのはよくあること。さらに、私の勤めている小学校では給食の時間は短くなってきています。

 しゃべったり、遊んだりしながら食べることのないようにしましょう。好き嫌いはできるだけ減らしましょう。月初めには給食の献立表をもらいます。どんな食材が使われているのか見てください。

 

4一人でトイレに行けるように

 トイレには一人で行くことができるようにしましょう。家庭では洋式便器だけですが、男子は立ってトイレをします。立って、ズボンを下ろさずにトイレで済ませることができるようにしましょう。1年生の中には、男子トイレの前でお尻を出している子供もいます。

 

 ここまで書いたことについては、できるだけ早く練習してGWまでにはできるようになると、学校生活でも適応ができると思います。