リライト教材を作る
リライト教材を作る
リライト教材とは
日本語教室でリライト教材を使って授業を行っている。リライト教材とはリライト教材とは、そもそもは外国人の子供たちに対して、教科書本文を子供の日本語力に対応させて書き換えた教材です。
例えば5年生で学習する「注文の多い料理店」は15ページあります。(東京書籍)これをまだ日本語が不十分な子どもたちが読んで話の流れをつかませることは、とても難しいものがあります。また、日本人でも理解が難しい言葉も多く出てきます。そこでリライト教材を使います。
短くする
東京書籍3年「自然のかくし絵」という教材文は、昆虫が敵である鳥やトカゲから保護色を使って身を守っているという内容の説明文です。教材文だけで5ページあります。
リライト版ではこれが、これを2ページにまとめています。
易しい言葉に変える
「幼い鳥」→「子供の鳥」「いかり」→「おこる」など子供が生活の中で使い理解できそうな言葉に変える。
言葉を補う
短くするだけではない。日本語では主語が省略されている場合がある。必要に応じて省略されている言葉を付け加える。
言葉の理解を助ける
難しいことばについては、簡単な言葉に変えます。またイラストを加えることもあります。当然ルビは付けます。どこまで付けるのかというのは子供の能力に合わせる必要があります
問題点
リライト教材をダウンロードできると便利なのですが、著作権で校内で使うことはできても共有することはまず無理だと思います。
国語だけでなく、理科や社会でもリライト教材を作ることができるとよいのですが、時間的にも能力的にもかなり手間がかかるという問題があります