教員免許について

教員免許について

 コロナのワクチンの打ち手が足りないと言うことで、出産などで退職した看護師の方が再度訓練を受けていると言う記事があった。看護師の場合、ブランクがあっても看護師として復帰することができるようである。

 教員も同じように常に人手不足である。そのために音楽などの授業も担任がやらなければならない。しかし、教員の場合、一度リタイアしてしまうと教員としての復帰は無理になる。教員免許更新制度のために、更新すべき年に講習を受けなければならない。どうしてこのような差が出てきてしまったのだろう。

 看護師の場合、新しい治療方法など医学の進歩に対応する必要がある。また、命を預かっている。この点では教員よりも厳しいはず。それでも退職しても復帰の道が残されている。

 

教員免許更新制

 一体誰がこの制度を思いついたのだろう。教員いじめとしか思えない。日々子供の前に立ち、授業を行っている。ただでさえブラックと言われているのに、これ以上やらなければいけないことを増やすのだろう。教員以外の人が聞くと、「講習はどの職業でも必要でしょ」と言いそうだが、研修は教員の義務として日々行われている。

 

有料の免許更新

 教員免許を更新するためには3万円ほどかかる。これは講習だけの値段であり、講習会場までの交通費や宿泊費は含まれていない。本来なら教員を続けるために文科省が定めた制度であるのに、個人的な問題として費用の補助はない。(部活動の指導と似ている。勤務時間外で行っているのに、残業手当は出ない。しかし、誰がどの部活を担当するのかは割り振られていて拒否することはできない)

 

更新すべきか

次回の更新は65歳。再任用が終わる歳である。本来なら更新する必要はない。しかし、非常勤講師などでさらに働こうと思うと3万円払って更新のための講習を受けなければからない。ここで講習を受けなければ再び教壇に立つことはできない。(年金が高かった時にはこのような悩みは必要がなかったのだが)