PTAと内申について
PTAと内申について
PTAが必要か必要ではないかの話はここではしない。記事の中に内申のためにPTAの役員をやることにしたという人がいた。このことについてコメントしていきたい。
大変な役員選出
担任にとって、PTAの学級委員を選出するのはとても大変なことである。このことをまず理解してほしい。以前勤めていた小学校では、一応学級委員のアンケートがあった。そのアンケート結果に従って、家に電話する。「仕事が忙しい」だの「親の介護が必要」だの色々な断る理由がある。それでも電話に出て断られるのはいい方。半分近くの家庭が居留守を使う。
何のメリットもないのか
確かに何のメリットもない。運動会や学芸会では駐車場の整理をしたり、バザーがあれば朝から準備をしたりと忙しい。夏休みには校庭の草取りもある。教員は仕事なので仕方ないが、横で見ていても頭が下がる。
役員になったことをプラスに考える
さて、多くの保護者が嫌がるPTAの役員。当然担任とも話す機会が増えます。コロナ禍の前なら2回ほどは宴席もあった。当然担任している保護者のところでは子供の話題もでる。保護者から困っていること(半分冗談だとは思うが)もよく話題になる。夏休みの自由研究の話題が出れば、その子ができそうなテーマを話すこともある。読書感想文の書き方で困っていれば、どのような読書感想文が良かったのか話すこともある。教員の方も保護者に話したことを覚えている。
そういった子供の自由研究や読書感想文の評価は高くなる。(教員の考えている方法で取り組んだのだから)これは仕方のないこと。教員から見ればそのくらいのサービスは許されるのではないかと考える。
PTAの役員になるのは、面倒で嫌かもしれない。しかし、役員になったことを子供のためにプラスに考えることはできないだろうか。