宿題について考える 3
宿題について考える 3
確かに保護者にとって宿題は子どもに勉強をさせる上で強制力があって便利なものである。しかし、日曜日の夜に「なんで今までやらなかったの」とか「先生に怒られれば良い」などヒステリックに子どもを叱るならやらない方が良い。(よく子どもからの訴えがある)また、宿題があるから、遅くまで起きているなどと言うのも本末転倒である。
家庭での学習は宿題だけではない。家庭生活の中で学ぶべきことは多いように思う。お手伝いなどはその最たるものである。
宿題を教えて良いのか、自力でやらせるべきなのか
懇談会で、よくこの質問が出る。宿題自体不要に思っている自分としては、無理をして子供だけにやらせる必要はなく保護者が手伝えば良いと考える。(あまり口を挟むと子どものやる気がなくなってしまう場合があるので注意)見守っていて、子どもから質問が出たり困っていたら手助けすればいい。
いつまで手伝って良いのか
これは一概に言うことはできない。しかし、一人でやれるように少しずつ手を離していくことが大切。一番悪いのは、中学校に進学したり学年が上がり、保護者が分からなくなった時に手を離すと言うことである。「もう中学生だから」などと親の都合で手を離すのは最悪であろう。
教えるときに気をつけてほしいこと
教科書通りの方法で解けるようにしてほしい。大人は色々な解き方を知っているが、まだ学習していない解き方で解いたり、正しい字を書かなかったりすると悲しむのは子どもである。保護者に教えてもらい、自信をもって答えたのに間違いだったというのでは可哀想である。
一年生だったら、数字の読み方や「前から○○ばんめだったら前に何人いますか」の問題に注意してほしい。2年生だったら九九の読み方を一度教科書で確認してほしい。