校則は何のため

校則は何のため

 文春オンラインの記事に「なぜツーブロや茶髪はだめなの」という記事があった。教員の立場からこの記事へのコメントを書きたい。

 

教員への取材がない

 いつも思うことだが、教員への取材がないこと。なぜ茶髪が禁止されているのか、説明を聞くぐらいのことはしてほしい。ここで納得のいかない説明しかないのならば、校則を変えるように働きかければ良い。大学の先生に意見を求めるのもよいが、一方的な見方しかできていない。

 

附属学校だから

 取材したのは、筑波大学の附属高校。ここだったら校則を緩めても学業が疎かになるということはないだろう。一般に進学校は校則が緩い。県内には制服のない公立高校もある。この学校では、毎年東大や公立の医学部に何人も進学している。これが底辺と言われている学校だったら、決して許可されることはなかっただろう。

 

筆者も認めている

 大学で就職活動する時には黒髪に戻すという一文があった。学校も社会の一部である。企業でよく思われていないことが、なぜ学校では許されるのか。教員が茶髪は学校生活ではふさわしくないと思ってはいけないのだろうか。

 

校則をすり抜けようとする子ども

 生まれつき髪の毛が茶色の子供については、事前に頭髪が茶色であることを証明しなければならない。これも指導していく上で、地毛が茶色だと言われればどうしようもできないことから始まったと思われる。教員も子供のことを信じたい。だから証明書を書かせて、地毛だから仕方がないと他の子供に聞かれた場合答えることができるのである。

 

家庭教育のレベル

 この頃は入学前の幼稚園児が茶髪にされていることがある。もちろん父親も茶髪。ピアスを付けている場合が多い。子供は親の着せ替え人形なのだろうか。子供が茶髪にしたいとでも言ったのだろうか。

 

なぜ校則があるのか

 このことについての議論が全く行われていない。校則は全て廃止すればよいのか。なぜブラックと言われる校則が残っているのか。その残っている理由についても議論すべきだと思う。