家庭訪問について 2

家庭訪問について 2

 家庭訪問の形も変わり、勤めている学校では保護者の希望がなければ家の位置を確認するだけになった。面談を希望する家庭はそれほどないとは思う。教員の方もできれば面談はない方が気楽。

 しかし、子供の育っている環境がどうなのか気になるところ。面談しないからと言って保護者は何も準備しなくて良いというわけではない。せっかく花が植えてあっても、枯れているぐらいならない方が良い。

 

1 担任はどこを見るのか

 担任は家の中に入らないから、何もしなくていいと考えていると教員からの評価はかなり低くなる。まず家の外から。外に自転車が置いてある場合には、きちんと整備されているか表札がかかっていないとその理由を教員なりに考える。

 庭があれば綺麗になっているか、ゴミが落ちていないかなど見る。家の中に入らないだけによく見てしまう。

 さらに、家庭訪問の間は子供達が早く家に帰る。つまり家に帰ってからどのような生活をしているのかわかる。ノーヘルで走っていれば注意をするが、家庭での躾も気になる。

 

家の中に入れば、一番気になるのが脱いだ靴。踵がふまれているなどはもってのほか。靴の整頓は気になるところ。よく玄関先に子供の作品が飾られている場合がある。玄関先から見える範囲にも気を配ってほしい。結構ゴミが落ちていたり、袋が無造作に置いてあったりする。家庭訪問の時に子供が一緒にいる場合もある。スマホでゲームをしていたらマイナス評価。

 

2面談をするときに気をつけてほしいこと

家庭訪問の時には、ギリギリの時間で回っている。自分の時には移動の時間も含めて1件あたり20分ほどで考えていた。実際に面談できるのは5分程度。そこでだらだら話をされると時間が気になってくる。長引けば保護者に対する感情もマイナスになってしまう。担任から切り上げることは難しい。これ以上時間がかかってしまうようなら、別の日に相談してほしい。

 

面談した時には、連絡帳に一言お礼の言葉でも書かれていれば、好感度アップ間違いなし。