日本語は難しい1(日本語教室から)

日本語は難しい1(日本語教室から)

 

 現在再任用で小学校に勤めている。担当しているのは外国にルーツをもつ子供達への指導。主に日本語を教えている。

日本語だけでなく、日本での生活、特に学校生活に適応できるように指導を行っている。また、学年も日本語の能力もルーツとなる国も違っている。国による考え方の違いもあるように思う。

先日短文作りを行なった。「いつ」「どこで」「だれが」「何を」「どうした」と言う問題である。何回か行なったので、気持ちも入れさせて発表させようと考えた。問題は「うれしい」と「楽しい」の使い分けをどのように理解させるのか。意識しないでこの二つの言葉は使っている。もちろん文法として、説明することは可能かもしれない。しかし、それではますます理解できない。一生懸命にもう一人の先生と使っているところを身振り手振りでやってみせるのだが。

また、ルーツとなる国についても考えてしまう。教室にきている子の中でベトナムがルーツと言う子もいる。ベトナムに帰った時のことを楽しそうに話してくれるのだが、自分の頭の中にはベトナム戦争のことが出てくる。北爆とかベトちゃんドクちゃんなどどうしても考えてしまう。

しばらくは日本語教室のことについてお伝えしていきたいと思う。

 

閑話休題

2月12日は旧暦の正月とのこと。(子どもは14日と言っていたが休みの関係なのだろう)日本では、全く知られていないが、中国やベトナムの人たちにとっては重要な日ということになる。子どもたちの文化や生活について、日本人も理解していく必要があるだろう。